「Mine Till Midnight」(邦題「夜色の愛につつまれて」)の続編。
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前作キャムとなんらかの繋がりがあるのでは...と思わせたメリペンがキャムの血の繋がった兄で、しかも爵位を継ぐ身分でもある事が発覚する、ビックリどんでんな展開。
同じ血を分けた兄弟なのに、異なる生い立ち故、心を開いて接するキャムになかなか打ち解けなかったメリペンが、キャムの瀕死の危機に際して、兄弟の名乗りを上げるクダリが胸キュンです。そしてメリペンの恋も、ロマの血に恥じないロマンチックさとワイルドさが乙女心をくすぐります。
Kevの切ない想いに涙!!
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Mine Till Midnightがこの12月に邦訳されて、度々登場したロマの青年Kevとハサウェイ家の美しく心優しい次女Winとの切ない恋の展開に心惹かれた方も多いと思います。
Seduce Me At Sunriseでは、そんな二人の恋が心動かす展開であなたを魅せることでしょう。
いつも自分がロマの生まれであることを思い、Winへの悲しいほどまでに強い愛をただひたすらに抑えていたKev。前作から2年経ち、南仏へ療養に行っていたWinがまばゆいまでに美しく成長し、再びKevの前に現れます。
「君がいないと、僕は気が狂いそうだった。夜毎、君を夢見て、一人目覚めるみじめな朝…君のためなら、僕は何でもするだろう」
Winを求め続けて、心から振り絞るようなKevの切ない言葉に涙します。
恋を夢見るすべての方に贈りたい作品です。
Mine Till Midnightがもの足りないと思っていらっしゃる方、実は、この作品を読んで初めてフルストーリーとなるのだと思います。前作で、詳しく書いていなかったKevの背景や、猩紅熱で倒れたLeoの恋人LauraとLeoのいきさつなども、この作品を読めばわかるようになっています。
「私がいない間に他の女性と過ごしたのね?」「僕の心は君でいっぱいだから、あったとしてもどんな女性だったか覚えてないな」
Kevにはひたすら優しいWinが、嫉妬したり、そのWinの愛を得て、寡黙な青年だったKevが優しい切り替えしをしてくるのも嬉しい作品です!
満腹感!
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前作Mine Till Midnight でHathway家で献身的な姿を見せていたKevがヒーローです。ロマの子として、虐待されて育ったKevは、大怪我をしてうち捨てられていたところをHathaway家に助けられます。一目見て、お互いに惹かれたKevと次女のWin.それ以来、KevはWinのためだけに、Hathaway家に止まり、Winと在ることだけを生きるよすがとしていました。
Winが病に倒れたときの献身など、切ないほどです。
Winの療養のための別離と再会。自らの出自のため、Winの想いを頑なに拒もうとする一方で、他の男性が近づくことも許せなくて...。
前作で謎のままであったタテゥーの謎なども出てきて、面白かったです。何より、Camの活躍も! お茶目な妹たちなど、今後のシリーズの行方も楽しみです。
久々 切ない恋
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Hathaways シリーズ第2弾。Hathaway家の次女WinとジプシーKevの身分違いの恋の行方は・・?
前作Mine Till Midnight がちょっとものたりなかったので今回久々Risaの切ない恋物語を
堪能しました。後半のいつもの”事件”も納得できる展開で最後までどうなるかドキドキでした。アナベルとサイモンも顔を出しているのが嬉しい。次回Winの兄LeoとガヴァネスMiss
Marksの話になりそうでそれも楽しみです。