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日本の美を語る

価格: ¥840
カテゴリ: 単行本
ブランド: 青土社
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対談の中でこそ浮かび上がる視点のユニークさ ★★★★☆
西洋美術史の大家が語る日本の美の本質とは_。各界の専門家との対談の形をとり、テーマと対談相手によって、問題提起や視点のオリジナリティには差がある。山口昌男との対談「『見立て』と日本文化」、磯崎新・河北登志夫・橋本典子との「『間』ー関係性を創出するエネルギーの場」の二章が特に素晴らしい。祭礼とは切り離せない日本美術の本質を「見立て」というカミとの関係性、さらに「間」という「場」の創造エネルギーの中で関係し合うものが何か、新しい光が与えられている。日本における西洋美術史の第一人者として、数々の名著を生んできた高階氏の他の著作にはない、こうした切り口は、対談だからこそ提示し得たものだと思う。
ハードルは結構高かったです ★★★☆☆
~国立西洋美術館館長もつとめた高階秀爾氏と、各界の著名人との対談集です。
ペリカン社の雑誌『日本の美学』に掲載された内容をピックアップしたもの。建築家の磯崎新氏、東大名誉教授の今道知信氏、臨床心理学の河合隼雄氏など、専門分野を極めた著名人が、「笑い」や「死」、「水の感覚と表現」、「光の造形化」といったテーマについて語っています。前提~~~~とする知的教養がかなり高く設定されているようで、対談集だからといって甘く見ると痛い目にあうかも・・・?~