素晴らしいモーツァルト
★★★★★
25番は必聴!50年代特有の速いテンポ、いつも通り重厚で構築感のある音楽づくり。
第一楽章の疾風怒濤の迫力、第二楽章のしみじみとした歌、第三楽章の堂々たる足取り
終楽章の張り詰めた緊張感。この曲の最高峰の演奏の1つだ。
38番「プラーハ」は60年代の演奏なのでスケールが大きくなり、よりクレンペラーらしい演奏である。
第一楽章は悠々とした流れで、重厚ながら透明感のある音楽。第二楽章も同様。第三楽章は焦らず煽らず、堂々とした進行。
39番も素晴らしい。第一楽章主部の推進力、第二楽章のゆったりとした歌、第三楽章の鮮やかさ。終楽章の重厚な行進も聴きもの。