主人公は双子の女の子。活発なルビーとおとなしいガーネット。
死ぬまでずうっと一緒だよ(なんとお互い双子の男性と結婚し、双子の子供を生むそうです!)と大変仲の良い二人なのですが。
物語の最初、彼女たちはお父さん、おばあさんと一緒に生活しています(お母さんは亡くなってしまったのですね)。
ところがお父さんに新しい恋人ができ、脱サラを決意したところから物語りは動き始めます。当然そのなにもかもが気に食わない二人は……
血縁関係が無くても家族、離れていても家族。
ラストは凄く考えさせられます。
物語の内容はもちろん、この本、そのほかにも様々な趣向を凝らし、読者をひきつけています。
この本、ルビーとガーネットの日記形式なのですが、それぞれ活字の自体が異なるため、どちらが書いたかがすぐわかります。またイラストも、一見同じに見えるのですが、よく見ると……ルビーのほうはニック・シャーロット、ガーネットはスー・ヒープとこれも変えてあるんです。
さすがティーンに人気の作者。ペーパーバック初心者にもお勧めです。