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オズの実践トレード日誌 ― 全米ナンバーワンデイトレーダーの記録公開 (ウィザードブックシリーズ)

価格: ¥6,090
カテゴリ: 単行本
ブランド: パンローリング
Amazon.co.jpで確認
何故日本人によるトレーディング日誌が少ないのか。その方が疑問である。 ★★★★☆
2001年10月頃に購入。日本人によるトレーディング練習帖の
様な出版物が多い昨今だが、『1000%の男』の前半部の
フェアリー氏の記録の様な、トレーディング日誌が、現在でも
少ない事を考えると、2000年当時のアメリカ株式市場での売買記録で
あっても、本書の持つ意味は大きいと思う。

トニー・オズは、前日の安値高値終値の他に2−3日間程度の
日中足チャートで見た時の、支持線・抵抗線を利益確定や
損切りの「目安」としている。また、逆張り・順張りの
仕掛けポイントにも。・・個人的な推測だが、BNF氏の
手法が可也、この遣り方に近いのでは、と思う。・・

他にも、「午前中は連続して損をした。明日から気分を一新して
トレーディングに臨む為に午後はトレードをせずに、
ゴルフに行く」といった感じの非常に人間臭い記述もある。
相場心理や「生き方」に関する部分でも非常に参考に為る。
日本人の多くが、チャート練習帖を解いてみて「正解・不正解」、
詰まり、「当てもの売買」の練習を遣って見たところで、
どれ程の「成果」が得られるのか疑問に思う。
・・・「成果」主義の勉強法を考えたければ
本田直之氏のレヴァレッジ・シリーズを読んで、自分なりの
勉強法を考える必要が出来てくるだろう。・・・
また、Dr. Alex Elder の『投資苑』スタディ・ガイド・シリーズで
単なる「当てもの」とは異なる売買法についても、
「資金管理・相場心理」込みで考えて見るべきだろう。
そして、当然ながら「方法論」自体の構築が出来たのならば、
その後は、検証と練習売買と為る。
・・・私は最近、システム的裁量トレーディングのレヴューが
多いが、このレヴューもそうである。純然たるシステム・トレーディング
を考える者は、別の本で学んだ方が良いかも知れない。・・・

何れにしろ、「裁量」である限りは、日誌・ジャーナルを
つける事は、読者自身にとっても非常に有用である。
『投資苑2』の原書 come into my trading room を読んでみると
判るが、Dr. Elder は、チャートをリーガル用紙に両面テープ
かなにかで貼り付けている。・・・tape と言う動詞が使われている。・・・
こう言う作業が楽しくなってくればしめたものだ。
シュワッガーも、楽しくなくてもウンザリしても不愉快な気分でも
ジャーナルをつけ続ける事、と書いてる。
メンタルリハーサルが重要に為る「予習中心主義」は
更に、その後の段階に為るか、裁量の道を歩む者は
「復習中心主義」が、自分のスタイルになって
其の儘、儲け続けて行って仕舞うかも知れない
と、私は思う。
良書だが、さすがに古い。 ★★★☆☆
1人の優秀なデイトレーダーの1ヶ月間の取引記録である。

単なる売買記録ではなく、どうしてその銘柄をそこで買いに入るのかがその都度書かれている。そして極めてシンプルな利確とロスカットの方法。

どれだけ丁寧に方法論を解説されようと、実際の取引に即した心の動きと判断に至る理由の詳細な記録を読むに勝るものは無い。得るところは非常に多い。もちろん、記録に捏造がなければの話だが。

しかし、残念なことに10年以上前の記録である。マーケットは生き物だ。常に変化する。売買の判断基準も変わる。そして日米のマーケットの差。 日本のマーケットは米国より開いている時間も短いし、値幅が大きいので投機性が高い。 判断基準は当然違う。今の日本市場、特に新興市場ではこんなに美しい取引は無理だ。

故に彼の売買基準をそのまま真似することは意味がない。むしろデイトレーダーとしてマーケットに立ち向かう姿勢を読み取ることに意味がある。10年以上経った今ではそうした本になっている。
日本での実践はむずかしい! ★★★★☆
著者が実際に行った米国での株取引を日記風にまとめたものです。
このようなスタイルのものは他に見受けられません。

著者の行っている投資方法はシンプルです。これまでさまざまな書籍で投資方法を勉強してきましたが、多くの方法を彼が実践しているわけではないことがわかります。

問題は市場です。彼の行っている方法、ダイレクトアクセストレーディングは日本市場ではまだできないのでは?
日本市場でのインターネットトレーディングでは実践は難しのではないかと思います。

神の日記 ★★★★☆
 著者は全米株式トレーディング大会で3回連続優勝を果たした。彼が2000年3月20日から4月14日までの4週間に行ったトレードを日誌風に詳しく記述している。どの銘柄をいくらで何株買って売ったかだけでなく、どういう意図で行ったが書かれているので非常に興味深い。その手法は、珍しい指標や複雑な計算を用いているわけではなく、比較的単純であった。その間の運用成績も素晴らしく、流石に「トレーディングの神様」である。
 ただ多くの取引は、東京証券取引所の有名銘柄に比べ値動きが激しいナスダック銘柄を扱ったものであり、我が国でのトレーディングでどれくらい通用するかは判断しかねるところである。
実践派にオススメ ★★★★★
著者は米国株式で活躍しているトレーダーであり、他のトップトレーダーたちの類書よりシンプルな手法を用いているが、シンプル=簡単に誰でもできるとはならないことに注意しなくてはならない。本書は日記型式となっており日々のトレードをチャート付で解説してあるが、その解説もまたシンプル?に徹しているため簡単そうに見えるが、部分によってはかなり省略されている(もちろんヒントは随所にある。後半エピローグ以降の部分でかなり補足してある)
ただ、個人トレーダー、特に著者と同じデイトレードを個別株(日本株でも)で行っている実践派にとっては類書よりも非常に参考になると思われる。ある程度技量が上がって本書をながめると触発される個所が随所に見られる。

翻訳も良く出来ていると思!うし、用語集まで巻末に付属しているので、まったくの初心者でもある程度読み込めるだろう。