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非米同盟 (文春新書)

価格: ¥1
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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デマゴーク、田中宇 ★☆☆☆☆
外交面で日本がいかにアメリカよりで、
自律したものでないかを否定する気は毛頭ない。
しかし、しかしである。
この本は質的に相当ひどい。
と言うか、この人の書くものは全て根拠の無い
センセーショナルなデマゴークである。
外交が弱いのは日本が敗戦し後、"去勢"されたからだ。
軍隊を持つことの平和的妥当性はともかく、
軍隊を持たないことによる、
国際的(特に対アメリカ的)プレゼンスの低下を
無視してはならない。
そしてこの軍事面でアメリカは言うまでも無く世界最強であり、
相対的には(ベトナム戦争時に比べても)過去最強である。
さらに相対的にアメリカの経済力も史上最強である。
この面でまず、田中氏は、嘘なのか
それとも分析力の相当な欠如なのか不明だが、
事実と全く異なることを書いている。
また、世界における日本のプレゼンスが低いことの責を
全て国家に帰する考え方が非常に古い!
経済で言えばトヨタ、ソニーなどの世界1級の企業が
いればその分国際的プレゼンスは高まる。
民間の力によって、特にその財力によって
プレゼンスが決まることも多く、
そこに官僚は政府は関係ない。
外交官こそがその国のプレゼンスを決定付けるなんて
狂言もいいところだ。
日本の歩くべき道を・・・ ★★★★★
アメリカは弱体化している。それが田中宇氏の書かれているように
故意なのか歴史の必然なのか、私にはよくわからない。
しかし軍事的にも経済的にも、ベトナム戦争の頃と比べて
弱体化していることだけは確かである。

アメリカが弱体化しているのに対して、
EUや、米投資銀行のレポートから登場した‘BRICS‘諸国
(ブラジル・ロシア・インド・中国)の力が

この世界で相対的に上昇、地域的な覇権を握りつつある。

国際金融筋の間では、アメリカが既に
「実質的には」破綻していることが常識となっており
アジア諸地域の資金還流という名のカンフル剤によって
何とか生き永らえているに過ぎない。

そういう状況の中で、我が国日本は引き続き
対米従属姿勢を崩していないように見える。

この姿勢をこのまま続けていくことは、突然の金融破綻といった
米国発の危機と一蓮托生になってしまうリスクを孕む。

日本は目立たずにアメリカから自立する意思をもち、
中国やロシアといった近隣大国と関係を強化、
突然来るかもしれない覇権交代に備えよ、と氏は訴える。
反米ではなく、「非米」の同盟はその第一歩である。