インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

わが子、正和よ―栃木リンチ殺人事件被害者両親の手記

価格: ¥1,512
カテゴリ: 単行本
ブランド: 草思社
Amazon.co.jpで確認
愛する我が子のために ★★★★★
事件の概要については、おおよそは知っている、という方でも、
本当の意味で、ご遺族の方の生の声を聞く、という意味では、
こちらの手記は大変貴重な一冊だと思います。

最初から最後まで、休むこともなく読み終えた後、
自然に泣いている自分に気がつきました。
凄惨を極めたリンチの内容も勿論、涙の原因ではありましたが、
「正和さんは、こんなにもご両親やお友達に愛されて育ち、
真っ直ぐに生きてきた素晴らしい青年なのに、
何故こんな惨い仕打ちをされなければならなかったのだろう」
という、無念の気持ち、やり場のない怒りから出た涙でした。

「マーくん」の幼き日のエピソードなど、読むごとに、
本当にご両親に愛されていたことが伝わります。
それはとても温かく優しいものなのに、その絆を断たれてしまったご両親の悔しさは計り知れません。

愛する我が子のために、16回も警察を訪れたというご両親・・・
その間、一体どんな気持ちだったでしょうか。
それなのに、動いてくれるどころか、話も聞こうとしない警察。
「何らかの圧力」があったなではないか、というのは、あくまでも私自身の憶測ではありますが、
絶対に救えたはずの大切な命を見殺しにした事実は、変わることはありませんし、
正和さんはもう二度と帰っては来られないのです。

そんな苦しみの中、この手記を綴られたご両親を、私は心から尊敬すると同時に、
愛する我が子のためなら、親というものはここまで強くなれるのだということを教えていただきました。

もう民事裁判のほうも、今年四月に終了しましたが、お母様はこれを見届けることもなく永眠されました・・・・・
今は、きっと天国で正和さんと手を取り合い、残されたお父様たちを見守っておられると信じています。

心から、お二人のご冥福をお祈りすると共に、
この事件は絶対に風化させてはいけない、もっとたくさんの方にこの事実を知って欲しい、
そんな気持ちで一杯です。
本でしか伝わらなかった主張 ★★★★★
マスコミでは「元暴走族」などの表記をされ精神的な苦痛を受けられたご両親の本です。警察の理不尽な対応、隠蔽が生々しく描写されており、憤りを覚えました。ご両親のプライバシーを犠牲にして、ここまで伝えてくださったことに感謝しました。書店で立ち読みするまではまったくわからなかった腐敗を世に出してくれたのですから。
  ★★★★☆
あまりに恐ろしくて涙も出ませんでした。どんなにしっかりした優しい子でも普通にまじめに生活していてもこんな目に合うなんて… 警察の怠慢さ、加害者とその親の愚かさ、被害者とその親の思い…どれをとってみても誰もが考えていかなければならない事だと思います。
絶対に繰り返してはいけない事件 ★★★★★
このリンチ殺人事件のことは、ニュースを見ていて知っていましたが
詳しい内容は知らずに、「かわいそうに」とだけ思っていました。

でも、この本を読み終わった今は
ただ単に「かわいそうに」だけの感情ではおさまりきりません。
怒りや悔しみ、涙がとまりません。
本当に善良で、なんの罪もない被害者の正和さんを
惨く、残酷なリンチをした上に、殺害…
まったく動こうとしない警察、必死で息子を探す両親…
正和さんの勤めていた大企業の対応にも怒りを覚えます。

このような残酷な出来事がもう二度起こることのないように
そして、この事件を風化させないように…
一度、読んでいただきたい一冊です。