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イージス艦はなぜ最強の盾といわれるのか 圧倒的な防空能力をもつ戦闘艦の秘密 (サイエンス・アイ新書)

価格: ¥1,000
カテゴリ: 新書
ブランド: ソフトバンククリエイティブ
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内容が一部不正確です。 ★★☆☆☆
基本的なところから内容が一部不正確です。兵器好きの一般人に概要を知ってもらうための入門書の位置づけなのでしょうが、改訂しなければ資料としての価値は低いです。

たとえばスタンダードミサイル3のページ(P.72)の
「最終的に3段目のノーズコーンが分離し、そのノーズコーンが2つに割れ、中からキネティック弾頭(以下、KW)と呼ばれる、衝突のための機械が分離します」
は、正確には「第3段モータの1パルス目燃焼後にノーズコーンを脱頭し、2パルス目完了後にKWを分離する」の順番となります。また現在配備されているSM-3 block 1Aは2つに割れないタイプのノーズコーンです。

また「SM-3ブロックIIAでは、中略3段目のロケットと2段目の姿勢制御システムも日本が開発します。」
は、「2段目のロケットと3段目のロケットも、姿勢制御システムを含めて日本が開発します。」です。

本文に出てくる単語も一般に使われている単語と異なるものがあり違和感を覚えます。
防衛省のHPやその他の資料を見れば簡単にわかることです。

それから韓国のイージス艦(セジョンデワン級)を紹介しているP.56では
「セジョンデワンは、ミサイルの搭載数が世界でもっとも多く、この点でいえば、世界最強のイージス艦になります。中略韓国は日本にない巡航ミサイルをもっていることになります。」と、さも韓国のイージス艦が強力であると言いたげですが、そもそも国によってイージス艦の役目・戦略が異なるのに単なるミサイル搭載数だけで兵力の優劣を語るのは稚拙だと思います。日本に巡航ミサイルがないのは、自衛隊が戦力投射を目的とする装備を持つつもりがないからでしょう。また単に防空力の観点から見ても、弾道ミサイル防衛能力を日米のイージス艦が持ち、韓国のイージス艦が持っていないことについて筆者はどう考えているのでしょう。もう少しまじめにまとめていただきたい。
隣国のミサイルを追尾することができます ★★★★★
日本の防衛システムの要であるイージス艦は、500km離れた
154の目標を同時に探知・処理・追跡でき、そのうち15以上
の目標に対し迎撃することができるそうです。
隣国のミサイルも追跡できたため韓国も導入をきめたとのこと。
右側のページは全てカラー写真(一部図もあり)となっており、
またその付属機能(レーダー、ミサイル、ヘリ等)の説明も充実。
これだけ充実した新書版は初めてではないでしょうか。
よく聞くけど、実際どんな艦だろう・・・?という方へ ★★★★☆
ミサイル実験や入港が話題となり、新聞などで目にする「イージス艦」。
本書では、イージス艦が必要とされた理由から、さまざまなイージス艦、そして搭載される兵器、はては乗組員の生活までが語られています。

マニアックではなく、平易な文章でつづられているので、最近のニュースなどを見て気になっている人にもお勧めです。
豊富なカラー写真でわかりやすく解説 ★★★★★
「世界でもっとも強い戦闘艦であるイージス艦を知れば知るほど、国家の考えや海軍の作戦、乗員のプライドが見えてきます」。

イージス艦について、わかりやすく紹介している一冊。著者は各国の軍の取材を専門にしているフォトジャーナリスト。とにかく、カラー写真が豊富なのが目を引く。新書サイズで税込み1000円するが、この点を考慮すると高くはない。

イージス艦とは何かという、もっとも基本的な部分の説明からはじまる。実際の装備や戦い方、内部や乗員の生活、さらにはイージス艦以外の艦船についても簡単に触れられている。コンパクトにうまくまとめてあり、特に軍事に詳しくなくとも読めるように仕上がっている。

北朝鮮のミサイル発射(発表は人工衛星)をめぐり、万一に備えた迎撃用としてイージス艦がマスコミに登場したことは記憶に新しい。しかし、日本の防衛の鍵を握っている上に多額の税金が投入されている高価な船でもあるのに、平均的な日本国民のイージス艦への理解度は高いとは思えない。よって、このように一般向けに手に入りやすく分かりやすい本が出たことを評価したい。

個人的には、北朝鮮のミサイル追尾に成功した日本のイージス艦が1998年に韓国を訪れたときの韓国側の注目の高さを紹介した前書き部分も興味深かった。
ほどよい読み応え ★★★★★
近年、北朝鮮の核問題(ミサイル防衛構想)や自衛隊海外派遣問題に関連し、
テレビのニュースでもよく耳にするようになった『イージス艦』。

どんな『フネ』かはなんとなく分かっているつもりでも、なんだかよく分からない。
「興味はあるけど、わざわざ調べる気にもならないしなぁ・・・。」
なんていう『男の子』には、丁度いい読み応えの一冊だと思います。


第1章では、『イージス艦とはなにか?』と題して、
イージス艦が必要になった理由から始まり、イージス艦の大まかな概要から、
各国(アメリカ・日本・スペイン・オーストラリア・韓国)のイージス艦のの特徴
などを解説。

第2章では、『イージス艦に搭載される兵器』と題して、
イージス艦のレーダーシステムや武器・装備・艦載ヘリなどについて解説。
(ちょっと不謹慎ですが、このあたりから『男の子』の気持ちをくすぐります)

第3章では、『イージス艦の戦い方』と題して、
イージス艦の対空戦・対潜戦・弾道ミサイル防衛などの『実戦』を解説。
(このあたりで、気分は最高潮!)

第6章では、『イージス艦以外の軍艦』と題して、
空母・巡洋艦・駆逐艦・フリゲート艦・揚陸艦・潜水艦などについての解説がされており、
個人的には軍艦の種別についての知識が曖昧だったため、とても参考になりました。

その他、第4章・第5章では、
イージス艦の艦内の様子や艦内生活について触れられています。


全体的にマニアックにはなり過ぎておらず、「難解で読んでいて疲れる・・・」
ということもなく、一気に読み進められました。

イージス艦を中心とした軍艦に興味がある方には、おすすめできると思います。