もういいよ、阿久津くん
★★★★☆
これといった盛り上がりもなく、いつもどおりのオムニバス形式。 でもまぁ、楽しめます。 訓練での阿久津くんのミスしときながら、あのボーッとした感には本当に恐怖。 君まだそれなのか、って思いました。 山が嫌なら、本当に辞めてって感じです。最初はチャラチャラして山は嫌なんて言ってた久美の方がよっぽど成長して、仕事に対する誇りを持っていると思います。高校の先輩を惚れさすくらいに。 しかも、阿久津くんは私生活では出来ちゃった婚行きになりそうなダメ男街道まっしぐらって情けない。
彼女もそりゃ兄さんたよりたくもなるわな。しかも、阿久津くんって最初、彼女のストーカーだったし。あれは超キモかったです。彼女、よく付き合う気になったなぁ、と思いました。
作者がこのダメ男をどう成長させるか、みたいなテーマで描いてるならいいですけどね。 何かそろそろ新キャラが見たいです。
三歩が大きく見えるのは
★★★★★
きっと、人間にはどうにもできない力があることを受け入れているからなんでしょうね。
去年の年末、吹雪で時々飛ばされそうになる稜線に出て、わずか5分で自分の足跡が消えたとき、
あぁ、これはしょうがないことなんだ
と、諦観にふける反面、
これからも、いつも、ずっと、こういう景色を楽しみ続けたい
と感じる自分に気付きました。
山は大きくておっかないですが、だからこそ人には作れない美しさを持つのだと思います。
この本をきっかけに、それを感じる人が増えてくれればいいと願います。
でも、できれば吹雪の稜線よりは、
アイゼンのきしむ音が聴こえるような、静かな月明かりの稜線がいいですね。
このお陰でトムラウシ事件が……
★★★★★
山に興味を持つ人が増えているそうな。
この本の影響というわけでもないだろうが、トムラウシ事件もトレッキングする人々が増えてきたからかもしれません。
本の内容は、やっぱり第1巻が一番だね。
何度読んでも内容に含蓄がありますよ。
10巻になってくると、ちょっと内容が薄くなってきつつありますね。
著者にお勧めする1冊として「こち亀」。
「こち亀」を読んで、1巻第1話と変わらない秋山先生を見習ってほしいと思いました。
ファンからのささやかなお願いでした。
シナリオがいい
★★★★★
山は素敵で素晴らしいです。岳は、生き残った話しと残念な話がありとても心にジーンときます。
心温まる作品です
★★★★★
1巻から愛読しています。
死について愛について考えさせられる作品です。
本格的な登山はしたことがありませんが、
山に憧れるようになりました。