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歴代天皇総覧―皇位はどう継承されたか (中公新書)

価格: ¥987
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
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日本の皇統 ★★★☆☆
どなたかが、ネットでレビューしていたが、まさに「天皇でたどる日本の通史」的な内容であった。124人にも及ぶ、天皇の系譜をコンパクトにまとめた書籍です。

内容が神話的なものも含めて資料が足りない部分は読んでいてちんぷんかんぷんです。そもそも、古事記や日本書紀がよくわからなかったので、この書籍を手にしてみたのですけど、それでもだめなものはだめでした。

この2600年に及ぶ、日本の皇室はまさに日本の歴史そのものです。私の思っている内容とは違いますが、日本の通史を皇統という軸で確認することは、とても面白いことだと思います。

昭和天皇までのこの国の歴史を辿ることは大切なことなのだと感じました。視点などは私自身のものとは異なりますけど、本書を一読する意味はあると感じました。
天皇と日本通史 ★★★★☆
天皇家がどのようにして権力と関わってきたのか。神話の天皇から、古代、中世、近世、そして近代の天皇たちと、その時代の権力との係わり合いが分かりやすく解説されている本。

本書の特徴は、天皇親政から、藤原家による簒奪、太上天皇(上皇)による摂録門流による権力の継承を経て、次第に貴族政治への移管がされる。武家政権による権力の喪失、足利義満による天皇簒奪や、徳川政権による天皇家の囲い込み(事実上の簒奪)の過程と、幕末期の外圧による天皇の再浮上となどもおもしろい。だが、皇位継承の問題は、出版当時に騒がれた女帝問題も絡んできたのであろう。

新書ながら、天皇家の権力と皇位継承などの問題点と通史としての日本史として読んでも差し支えなかった本である。
皇位継承はどのように行われたかに焦点を当てて ★★★★★
 神話時代の天皇(初代神武天皇〜第14代仲愛天皇)ほとんど神様に近い、存在が危ぶまれる天皇がいたと言われる。『記』『紀』の記録に記されていても、神話に包括する方がふさわしい。古代の天皇(第15代応神天皇〜第81代安徳天皇)中世の天皇(第82代後鳥羽天皇〜第107代後陽成天皇)近世の天皇(第108代後水尾天皇〜第121代孝明天皇)近現代の天皇(第122代明治天皇〜第124代昭和天皇)
 政治史区分に各時代の天皇を当てはめたに過ぎない。著者が日本政治史を専攻しているためである。「歴史的にみて、天皇は親政を行ったのか不執政であったのか」という視点も当然生かされている。また、皇位継承がどのように行われたのか、簡潔に記されている。必要に応じて調べるのに都合がいい。それは、禅譲ばかりではなく、血みどろの骨肉の争いがあった。一例を挙げれば、叔父天武天皇に追われ、壬申の乱に敗れた大友皇子(弘文天皇)は山中で自ら首をくくった。御陵は大津市御陵町にある。
天皇家の有り様とはこれほど哀しいものなのか… ★★★★☆
天皇とはどんな存在か。
著者があとがきに記すようにこの問いに答えるのは難しい。
でもここにまとめられた「天皇」の存在意義とはおそろしくシンプルなものだ。
それはただひたすらどんな係累を築き、子孫を残すか、ということに集約されている。どんな家系も絶える可能性を常にはらんでいるのだろうが、この家族だけはそれを許されない。ある意味、とても怖いことだ。

この本の中でも「政治」に深く関わったことが記されている天皇は奈良時代以降については明治、昭和の近代の二人の他は、既存の政体に挑んだ後醍醐天皇や後鳥羽上皇くらいのものであり、むしろ『異端』的な存在だったことがわかる。

それでは天皇は神道の神官という地位を保持してきたのかというとそうでもなく、災いが起こると般若心経を綴ったり、寺に詣でたりもしている(あ、もちろん創ったりもしている)。

天皇の存在価値とは、実際の政体が一種の逃げの口実に使うためのクッションとしての存在だったようにも思える。
コンパクトなガイド ★★★☆☆
 歴代天皇を極めてコンパクト且つ丁寧に解説した書物です。
 系図、年表、索引も充実しており使いやすいと思いました。
 系図の部分に北朝は記してあるのですが、南朝も記してあればなと思いました。
 後は、最後の昭和天皇のところだけは左派政治学の生家を参考にしています。
 マルクス主義政治学者の面目といったところでしょうか。