各サイトで「デジタル・リマスター」と紹介されているので、それを信じて通販購入。でも、パッケージ、ブックレットは旧盤のままで、帯にもブックレットにも、デジタル・リマスター表記はなし。だまされたのかと思いながら、震える手でネットで情報をチェックしても、やはりデジタル・リマスターはされているようなので、プレイヤーにかけて聴くと、たしかに音質が飛躍的に向上しています。とにかく音がシャープでフレッシュになっています。でも、こんな無表記パッケージ、ブックレットは、リマスターを担当したエンジニアにも失礼だし、デジタル・リマスターを切望して待っていたファンにも不親切ではないでしょうか。

さて、内容のほうは、尾崎の6枚のオリジナル・アルバムのうち、最高傑作、代表作ではないでしょうか。もちろん、このあと、ある程度成長していくし、いい曲もたくさんあるので、公式全71曲を聴いてほしいのですが、やはり、このデビュー作に尾崎のすべてが詰め込まれているととらえても、いきすぎではないと思います。

尾崎豊さんのデヴューからの３枚目までの作品が大好きでＬＰ、ＣＤと購入して聞いてきましたが、今回ＢＬＵ−ＳＰＥＣ完全生産限定盤という言葉につられて３枚全て購入しました。音が凄く良くなって購入して良かったです。何で限定生産なのかがよくわかりませんが、生産コストがかかりすぎるんでしょうか？。

【助言】
このBlu-spec ＣＤに興味がある方は、尾崎豊の音楽性よりもＣＤの音質について関心があると思うので音質について焦点を合わせます。
私は「71/71」BOXセットを持っていますが、それと比べても格段に音質は向上しています。既に全ＣＤを持っていても買い換える価値は十分にあります。
【私見】
ただ、今回のBlu-spec盤は限定品となっているが、何故この音質のレベルをスタンダードにしないのかは疑問。音響技術が段階的に進歩することから、音質も段階的に(step by step)向上すること、そして、音質の良さを求めるが故に、その度ごとにＣＤを買い換えなければならないのは不可避なことだが、なぜ素晴らしい技術が開発されたのにも拘らず、それをスタンダードとせずに限定品扱いし、音質の悪い盤を市場のスタンダードに据え置くのか、その戦略には共感できない。樹液を出さない樹にも市販の昆虫用樹液を塗ればカブトムシはやってくる、みたいな発想で消費者を昆虫扱いしている。そりゃ飛びつきますよ。音楽を愛する者なら良い音楽を、自分の支出できる範囲を超えずに、良い音質で聞きたいと思うはずである。尾崎豊の音楽が好きだということは、「尾崎の音楽＝良い音楽」ということを受け入れることである。出来るなら、これから初めて尾崎の音楽に接する人には、良い音質で接してもらいたい。だからこそ、音質向上には賛成するが、それを限定品とすることには反対する。

友人の勧めで2008年の２枚のベスト版を買ったのが『尾崎　豊』を知ったのがきっかけです。
名曲揃いですが、自分のような軽いファンには内容について語ることはありません。

ですので、このＣＤのフォーマットブルースペックＣＤの音質について語りたいと思います。

・2008年ベスト版に比べても遥かに良い音質

具体的には
・ベスト版の低音のごわつき感が無く低音が歯切れ良く出ている。
・ベストの高音域のおもちゃの様な音が、そうでなくなっている。
・ベスト版のボーカルの不自然に聞こえるエコーが無くなり（決してエコーが無くなったという意味では無い）、歌っているように聞こえる

という事で、
「尾崎」ファンの方は
このフォーマットのＣＤを　「　買い直す　」　事をオススメします！！
特に、当時（90年前後？）のＣＤしか持っていない人にとっては。

尾崎豊の代表的な名曲がずらり並んだベスト盤的アルバム。
尾崎豊を聴いたことがない人は、
このアルバムから聴くとすっと尾崎ワールドに入れると思います。
今、聴いてもしびれる曲が多い！
すごいアルバムです。