引き込まれるストーリー展開!
★★★★★
ジャンルは「歴史小説」になるのかもしれませんが、歴史的背景をまったく知らなくとも楽しめるストーリーです。また、歴史が苦手な方も全く問題なく読めます。
主人公を中心に男気のある行動や台詞が多々あり、読んでいて「爽快感」を感じさせられます。
息もつかせぬストーリー展開が、読み手をぐんぐんと引き込む素晴らしい作品であると思います。
北方氏の著作は初めてですが、下巻はもちろんのこと、他の作品も読みたくなりました。
個人的な話ですが、日経新聞の連載開始時数日で読み続けるのを止めてしまいました。20ページを過ぎたあたりからどんどんと面白くなってくるので、その前に止めてしまったのだと思います。今となってはそのことをすごく後悔している反面、一息に読みたくなる作品なので、結果書籍で読むことができて良かったのかもしれません。
また、司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」と同時代を背景とした作品でもあり、歴史好きな方にはさらにたまらない作品かもしれません。ぜひこの作品もドラマ化して欲しいです。
久しぶりに傑作に出会いました。
ありがとうございます!
とにかく泣ける
★★★★★
日経新聞で毎日連載楽しく読んでました。
上巻を今日読み終わりましたが、とにかく殴りこみの場面と追放される場面、そして台湾での再開の場面泣けました。
とにかく読んでみて下さい。わくわくして読めると思います!!!
格好いい話。一気に読めました。
★★★★★
北方氏が歴史小説へ活躍の場を移してからは、ステレオタイプ的な
話の作り方に違和感と言うか、空きを感じて少し遠ざかっていましたが
本書は日経新聞で(毎日は読んでませんでしたが)連載時から気になって
いたので読んでみました。
本書は主人公の夫妻(モデルは実在の北方氏の曾祖父母)が兎に角魅力的
です。正太は、やさしいだけの男では無く、売られた喧嘩は必ず買い、
卑劣な手で挑んできた相手に対しては、仮に向こうが屈服してきたとしても
徹底的に叩きのめす。なかなか現代でこれだけ思いの強い男はそうはいない
だろうな、と思います。
個人的には弟の忠助との、言葉を交わさなくても通じる兄弟愛に強く惹かれ、
涙が止まりませんでした。
お勧めです!
That’s entertainment!!
★★★★☆
娯しめる作品である。明治期、日清、日露の戦争の時代。佐賀、台湾を舞台とした、血湧き肉躍るドラマである。
テレビで言えば、二時間ドラマならぬ、拡大枠三時間スペシャルドラマ第一部、第二部といったところか? キャストは、高倉健、藤純子では? 評者の歳がわかりそうである。
前半は東映任侠映画、後半はNHKのドキュメンタリーの『プロジェクトX』。内容的にはそんな感じである。だが、任侠の世界が骨格をなす。
ひと時、心地よい時間を過ごしたい人に、一読を薦める。
かっこよすぎる男と女
★★★★★
北方氏の作品の多くが歴史小説になってからは
あまり読みませんでしたが、デカデカと新聞に
広告が載っていたので、久しぶりに買ってみました。
面白かったです!
あの時代にはこんなにカッコいい男と女がいたのか?
しびれます!
男性も女性も楽しめる作品だと思います。