目が覚めたら・・・・
★★★★★
アヴァロン・フェスのステージでBECK全員が、あの同じ夢を同時に見るという奇跡が起きます。
エディはコユキに最後の曲を預けたようです。
アヴァロン・フェスでの大成功で、世界的に注目を集めることとなったBECK。
メジャーレーベルが一斉に契約交渉にやってきます。
BECKは一夜にしてスターになったようです。
反面、これまで支えていてくれた人との別れでもあります。
川久保さんは、インディーズに残り、BECKのメジャー移籍を決心させます。
そして、また別の個性豊かな業界人たちがBECKを見て嬉しそうに微笑みます。
ロック・バンドが生まれたときのチームワーク、信頼、夢の共有、友情。
BECKはそれを維持し続けている稀有なバンドのようです。
祭典の結末
★★★★★
アヴァロンフェスタの最高のステージで、コユキはエディーの残した「DEVIL'S WAY」を歌う。バックにはエディーの映像を背負って。まるで、コユキがエディーの分身かと見紛う程の、盛大な盛り上がりをステージの観衆は見せる。
アンコールも繰り返されるほどの熱狂。そして、BECKのメンバー全員が見たエディーの姿。一瞬の幻か。
アヴァロンフェスタがBECKの道を塗り替えることになる。大手メジャーレコードとの契約、凄腕のプロデューサーの抜擢。蘭の邪魔ももう入ることはない。
真っ直ぐ、信じた道をあとは進むだけだ。
今までの鬱憤を晴らしたいのか、BECKは1枚のアルバムを作る。強烈な飢餓感、激しいエネルギーを発散する、その1枚。そのアルバムはこれからどうなっていくのか。
BECKの先行きは明るそうだ。次巻が待ち遠しい。
「決着」の32巻
★★★★☆
アヴァロンフェスに「DEVILS'WAY」が響き渡る・・!
エディが残したもの。コユキ達BECKが受け継ぎ、託されたもの。
それは、レオン・サイクスの心を、蘭の心を、そしてオーディエンスの心をつかんだ。
本当に色んなことに決着がついた・・。斉藤さんと桃先生の関係も。
日本に帰国した彼らを待っていたのは、果てしなきまっすぐの道。
今まで培ってきたもの。手放したくない大事なもの。でも前に進むには置いて行かなくてはいけない・。 出会いと別れの中、彼らの心は只ひとつ
「ただまっすぐに走れ」