音楽の力。
★★★★★
最終巻に相応しく、一人ひとりのBECKとメンバーとの出会いを振り返ります。
竜介、平、千葉、コユキ、サク。
それぞれの出会い。自分だけが感じたインシュピレーション。
5人の糸はしっかりと結ばれ、BECKの音楽が奏でられています。
コユキの作った曲をオーディエンスが大合唱。
痺れる瞬間です。
音楽は人と人を結びつけ、説明のつかない力を与えてくれるときがあります。
グレイトフル・サウンドが終わってもBECKは全国を回ってファンに音楽を届けてゆくようです。
番外編として、エディ最後の曲のエピソードが最後に付け加えられています。
マットがBECKを応援し続けた謎が解けました。
これほど熱さを思い出させてくれる作品は今までなかったのじゃないかと思います。
音楽を文章やまんがで描くというのはとても困難さがあったと思いますが、著者とスタッフの情熱がそれを可能にしたのでしょう。素晴らしい作品と出会えて幸せです。
”夢”ってありますか
★★★★★
音楽の魅力にとりつかれ
自分達の音楽を求めて努力する若者達を描いたマンガです
恵まれた環境の同世代のものたちを僻んでいじけることもせず
露骨な妨害工作を仕掛けてくるものに道を閉ざされながらもその道を追いかけることを諦めない
自分がいまできる精一杯をやりぬいて、決して約束されてはいない栄光へ向かって走り続ける
そんな姿に素直に熱くなりました
何冊もの偉人伝を読むよりも、こういうマンガを読んだほうが明日を生きる勇気になるのかもしれません
信じた道を進んでも報われない人がほとんどなのでしょう
でも、信じる道さえなく、時々に努力することもなく、本当に漫然と時間を浪費してしまうのは悲しい、愚かなことです
結果”挫折”しようとも本当に何かを求めて自分の精一杯を尽くした人には、そうでない人には残らない大きな何かが残るはず
40歳を過ぎた自分だからこそ本当にそう思うのです
”もう14歳にして先は見えてしまった”
主人公の一言でこの物語は始まりました
でも彼は夢中になれるもの、うわべではなく本当に一緒に”音楽”に向かっていく仲間を見つけました
BECKは音楽の物語でしたが、このマンガをきっかけに多くの若者達がいや多くの人達が何かに夢中になることを思い出せたら
そんなふうに思います
もちろん僕もその一人です
少年よ大志を抱け…
★★★★★
この作品を読めば誰でも何かしらの感情を抱くと思う。読者が感情を抱ける漫画は凄いと思う。
男の子なら大半はヒーローになりたいと小さいころ思っていたと思う。〜レンジャー然り、サッカー選手然り。BECKは音楽界のヒーローになって完結した。ヒーローになる過程には様々な試練や葛藤があると思う。これは現実でも同じことだと思う。それを巧く伝えてくれた作品だと思う。だから読者は感動したのだと思う。少なくても僕はそうだ。
漫画みたいに人生甘くはないけど、夢をみるのはその人の自由だ。夢に向かって努力すれば夢にちかづけると思う。これは絶対に間違ってない。確実にちかづく。
そんなことを考えさせてくれた漫画です。
読んだことのない人は是非読んでみてください。所詮漫画だなんて冷めたこと言わずに読んでみてください。
そしてどんな大きさでも構わないから夢をみてみてください。夢があれば頑張れると思います。
さっと終わってしまいました。
★★★★★
最終回に関して意見すれば、
あの人はどうなったの?みたいのがいっぱいある。
まぁ、それは自分で想像しろというところか?
BECK全巻を通して言うなら、
こんな漫画そうはでてこない。音楽を題材にして
ここまで人を引き込むことはなかなかできないのでは。
聴かれ継がれて欲しい
★★★★★
BECKで鳥肌が立ったシーン
最初のグレイトフルサウンド伝説のライブ
アメリカツアー シアトルでのライブ
アヴァロンフェスでの大トリ「デビルズ ウェイ」
このマンガほど「音」が耳に響き、体が反応したマンガはありませんでした。変なアーティストの曲を聴くより何十倍も僕はBECKの「唄」を聴きました。