これまでタロットの本をたくさん出版してきました。が、実はあまり占いという目的で書いていないものが多く、思想的なもの、理屈的なものでした。
今回の世界の卵とは、タロット占いをする時の展開法です。つまりこれはタロット占いをする時のマニュアルでもあり、占いということに重点を置いています。
これまで絵画分析、色判断、写真、オーラ解析などを、９区画とか生命の樹、ライフシンボルというやりかたで続けてきて、それはもう３０年いじょう経過しました。
タロット占いの世界の卵スプレッドは、それと同等の読み方であり、絵画が、カードに変わっただけなのです。
しかし、たくさんの質問を、このひとつのスプレッドでリーディングすることができます。わたしたちはエーテル体という見えない気の身体においては、たまご型の身体を持っており、この内側に、世界がホログラフィとして投影されており、わたしたちは死ぬまでは、この釣鐘の内側にある映像を幻視して生きています。地球に生まれてきた時に、この地球という子宮の中に入り、そして死ぬまでは、ここから出ないのです。
本書はマニュアルで、どう使うか書いていますが、それでも何か書き足りない感があり、それはおそらく、もっとたくさん事例を書いて、どう使うかという具体的な、ディテールに踏み込んだ要素でしょう。
タロットカードは、マルセイユ版でも、またウエイト版でもいいです。７８枚をすべて使って、雲の中にぶちまけます。そこから、任意のカードを取り出し、リーディングするのです。このやりかたの講座をしてくれと言われていますが、まだわからないです。しかし、そのような講座をするのならば、これはそのための教科書になってしまいますね。