しかしリアルオプションに中途半端に触れているため,論旨の流れが乱れているのが難.最近はビジネススクールでも企業内ベンチャの講座を設けて起業方法論の試行錯誤を始めています.IMDのNew Venture Boosterなどは参考になるでしょう.
内容としては、
新規事業を起こす際の分析についてであり、
帯にある「不確実性を有利にとらえる思考法」とは
少し違うと思いました。
目標利益を先に設定してから逆財務諸表を作り、
不確実性を織り込んだ仮説をあらかじめ設定しておいたマイルストーンごとに検証して、
計画を修正していくDDPという手法をメインに説明しています。
また、マイルストーンでの仮説の検証にリアルオプションを推奨しています。
著者が学者(起業経験者ではあるとのこと)の為か、
全体の記述が堅く内容を理解するのに時間が掛かる点が難点です。