*個人主義と集団主義のレビュー本*
★★★★☆
世界のさまざまな国の、個人主義および集団主義について述べている。先の個人主義ー集団主義に関する世界会議で交わされた、世界の学者たちの意見が示されていると考えていいのだろうか。これまでの、個人主義-集団主義研究に関する流れだけでなく、著者自身の見解も述べられている。日本の集団主義については、細かな流派などに言及はしていない。日本の集団主義は、特殊な集団主義であるというように述べた上で、進められている。個人主義ー集団主義という特性に注目するのみでなく、それを通して文化や行動を読み取っていくというかたちをとっており、面白い。
星4つとなったのは、訳がわかりにくかったり、用語や助詞の間違いがいくつか見られたからである。