仮装人物・縮図・あらくれ
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日本自然主義文学の最高峰とされる徳田秋声の長短編10作をまとめました。
新字・新仮名を採用、目次を網羅しています。
出発は尾崎紅葉の硯友社。紅門の四天王に名前を連ねた秋声ですが、「国民新聞」に連載された『新世帯』から自然主義の作風に転じ、「読売新聞」に連載の『足迹』、夏目漱石の推挽を得て「朝日新聞」に連載した『黴』によって、藤村や花袋に並ぶ自然主義作家としての文名を確立しました。
本書ではこれらの諸作に、中期の代表作『あらくれ』、後期の傑作『仮装人物』(第1回菊池寛賞受賞)、絶筆となった『縮図』などの長編、さらに短編3作を加え、徳田秋声・決定版とも言うべき電子書籍になっています。
収録作は以下のとおりです。
「新世帯」「足迹」「爛」「あらくれ」「仮装人物」「縮図」「躯」「蒼白い月」「挿話」