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99才まで生きたあかんぼう (集英社文庫 つ 11-15)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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普通すぎる ★☆☆☆☆
期待はずれでした。
家族愛、夫婦愛、人生ってすばらしい!って
語りたがる、よくあるドラマみたいでした。

人生の機微を語りたいのかもしれませんが
先が読めてしまい、終わりも、平凡。
あまり人生を知らない中高生なら
感動するかな。
本当に出会ったという感じの本 ★★★★★
そうこの本は本当に出会ったという感じの本。
辻仁成の『99才まで生きたあかんぼう』

見開きでその主人公の1年を綴っていきます。
その人生の語りべは「わたし」。
その私が誰かはぜひ読んで戴いて、みつけてください。

わたしたちの誰の側にも、いつでもいて見守っていてくれる、そんな存在です。

内容はこれまでの辻仁成氏のものとは全く趣が違います。

作風も文章も…。
あとがきで「何歳の人でも読むことが出来る本を出したい」と思ったときに生まれたとありますが、
まさにそう。

子供たちにも読んでもらいたいし、ご夫婦一緒に読んで、
これからの人生をちょっと覗いてみる…のもよしかな〜と。

とっても素敵なメッセージがその時どきにちりばめらています。

その中をずっと貫いているのが『まだまだ時間があるじゃないか』ということ。

私は一気に読み進めてしまいましたが、
一年一年をじっくりと少しずつ読んでいくのもいいかも・・・
次はそうやって読んでみよう!と思っています。

さて、これからの人生次にどんなワクワクしたことをしようか。
読み終わった後に星を眺めながらそんなことを思いました。

「人間は学校でなんでも習う。
でも、お尻のふきかたと子供のつくりかただけは意外なことに教わらない。
この二つ人生でもっとも大切なことなのにね。」
「綺麗にお尻がふけるようになったら一人前よ。」
4才の時のお話です。
観察記録 ★★☆☆☆
ただの観察記録にしか受け取れませんでした。
すべての人間のプロセスがここに。 ★★★★☆
この本の表紙を見て欲しい。
じいさんが赤ん坊を抱きかかえる絵。
何を隠そう、このじいさんが、この物語を一人で語るお人なのだ。
このじいさんが誰なのか、読み進めていくうちにわかってくる。
人が生まれ落ちてから死ぬ瞬間まで、じっと天で見守っているお方と言えば想像できるだろうか。

この物語は、一人の男の人生を、0才から99才まで神が語る。
まるで年表を読み上げるように。
ずるい私は、今の自分の年齢のページを最初にめくってみた。
主人公の方がスケールの大きい生き方をしていたが、考え方も、家族の状況も、私の今と同じ。
もっと若い頃の、道を踏み外した年齢もほぼ同じ。
湯水のように時間があると考えていることも同じ。

タイムマシーンで未来を盗み見るような、そんなドキドキした気持ちで、彼の老年期も読み進めてみた。
結婚し、子どもを持った結果、こんなにも幸せが、悲しみが、喜びが、未来には用意されていることを、具体的に私は知る。
老いて失うものと得るものがあることも知る。
ますます私は未来が楽しみでしかたなくなった。

『神との対話』を読んだことのある方なら、ちょっと意識したと思うが、この本の神の語り口と似ていることに気付く。
辻仁成もこの本が好きなのかも。

99才まで生きたあかんぼう ★★★★★
一生懸命生きる事の大切さを教えてくれた気がします。一年ごとに人は成長もするし、失敗もするようです。
何歳になっても神様の目からみたら子供なんだろうなあ・・・。色んな幸せの形があるのだろうけれど、ただひたすら自分の好きな事をやって失敗をしても失敗した理由を考え、見つめなおして、また夢を持つ。そんな人生を送ってみたいです。
心がいつまでもあかんぼうだったらいいなあ・・・って思いました。