インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

All the President's Men

価格: ¥717
カテゴリ: マスマーケット
ブランド: Pocket
Amazon.co.jpで確認
今世紀最高のエンターテイメントなノンフィクション!! ★★★★★
最初この作品にはダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォード主演の映画「大統領の陰謀」で知りました。映画は非常に面白かったので、「原作を読む必要はないかな」と思っていました。しかし、アメリカ人の同僚に「映画の後のストーリーも書いてあるので読んでごらん」と言われ読んでみました。

  理屈なしで面白かったです。確かに他のピューリツッァー受賞作品に比べると、当時の政治や社会の背景の記述が少なく思われますが、そのぶん主観性と客観性、報道倫理とスクープ(利益)のギリギリのバランスをとりながら真実へと向かい、大統領をも巻き込むホワイトハウスのスキャンダルというパズルを組み立ててゆくウッドワードとバーンスタインにいつしか自分が乗り移り、あたかも自分がその場にいるような気さえしてきます。スピード感もあり、本当に一気に読み終わりました。

  ノンフィクションなのですが、エンターテイメント性にも満ち溢れ、なんだか読み終わると、いちばん脂ののっていた頃のジョン・グリシャムの作品を読んだ気になります。彼の‘Perican Brief’をもう一度読みたい気持ちになりました。 

新聞記者の限界? ★★★☆☆
非常に緊迫感があり、真実性に富んでいる。しかし、ウオーターゲート事件を鳥瞰視する事は出来ない。どうしても著者達(新聞記者)の視点からしか、書けないのが残念であった。 Woodwardの作品(例えばshadowとか)は時系列で事実を伝える手法である。新聞記者としてはそれでも良いのかもしれないが、成書をつくるとなるとそうはいかないのではないか?

要は、事実を伝えるのは当然として、その後なにを読み手に伝えるのか?ではないか。Gerald Posner(Case Close, Killing the Dreamの著者)にしろ、他のジャーナリストにしろ、ただ事実を伝えるだけではない手法をもっている。つまり、事実から何を作者は見たのか?という視点である。本書はそれを欠いているように思う。