表題作「コダマの谷」と「フクちゃん旅また旅」が収録されてます。
「コダマの谷」は同人作品。謎が残っていて、魅力的です。
こちらも本編のＡｆｔｅｒ漫画があって、それがもうもう…良いんです。

「フクちゃん旅また旅」はすごく可愛い。
入江氏の描く子供がコロンとしてて、可愛いのです。

『群青学舎』より私は『コダマの谷』が好きで、購入も『コダマの谷』からでした。
作者の言葉、「漫画は憧れを描くもの」そのままですね。

同人時代から憧れだった入江さんのコミックス。表題作は、荒削りではありますが十二分に世界観、キャラクターが魅力的に描けていて、とても楽しめました♪　短編がいくつも集まって、一つのお話の形になっている…というような感じで、主人公の抱える事情、各人物との関係など、細かい点こそ語られてはいませんが、それが却って想像を掻き立て、作品に奥行きと深みを持たせているような気がします。何と言ってもキャラクターの表情がとても活き活きとしているので、それだけでそこにドラマを感じて深読みできるのも良いです（笑）　巻末の「ぱふ」掲載漫画も、あったかいショートストーリーばかりでほんわかしました。人物や背景の描き込みの細かさは、それ自体が「言葉」に匹敵する表現力で必見です。　まだ読んだことがないという方は、ぜひぜひ…☆☆

ありそうでない世界観と作風。少女漫画というほど世界観が矮小でもないし、オタク向けというほど間口も狭くない。新しい才能かと思えど、なにやら懐かしいような。兎に角、目は離せない才能。「群青学舎」１巻と同時発売。あわせて、おすすめ。

中世ヨーロッパ風な設定で、皇太子・貴族・イケ面・メガネ・天才・美少女と萌え所いっぱいです。どちらかと言うと、女性の心をくすぐる漫画です。ＢＥＡＭ　ＣＯＭＩＣの「エマ」な雰囲気がするのは私だけでしょうか？
同時発刊の「群青学舎」もお薦めです。

いいです。一冊だけのお話です。完結は致しません。入江先生の作品は主人公たちが生きているようです。ストーリーに計算を感じないところがとても好きです。

ビームにて『群青学舎』を連載中の入江氏、初期集。　「コダマの谷」と「フクちゃんまた旅」（だっけ…？）の２本。　「コダマの谷」は同人誌時代の作品ということでちょっと読みにくいのですが、（たぶん）１人でこういう作品を作っていた入江氏の趣味と力量に賛同いたしますー。　同時発売の「群青学舎」も。