バラバラだけど、そこがいいんだよなあ
★★★☆☆
短編集。 ジャンルバラバラ。
現代の女学生の死生観から時代も世界も不明な少女の初恋、小国の内乱、、、様々です。
バラバラだけど、なーんかイイんだよなあ〜〜〜
って、それじゃレビューにならんっての、ねえ。
でも、オススメしないとこの作品を手にとってはもらえないと思うのです。 大抵の人は「見た事も聞いた事もない」でしょう?
知られていないけど、とても良いです。 是非一度手にとってみてください。
・・・と、2007年8月に某所でレビューを書いたのですが、その後ちゃんとビーム誌の看板になりましたね! めでたい。
大大大好きな1冊です!!
★★★★★
短編集なので、他の方が言うように少し説明が足りないかな・・・と思う部分もありますが、『入江亜紀』の世界に入り込んでしまったら、ほとんど気になりません。
なぜ、今まで読まなかったのか不思議なくらいです。
首までどっぷりこの世界に浸かってしまって、もう抜けられそうにありません(笑)。
私のお気に入りは、この巻で最も長い「北の十剣」です。主人公である王女グゼニアとその従兄ルーサー王子、二人の出会い〜の話がもっと読みたかった…。
他の方のレビューにも書かれていますが、1巻の短編「とりこの姫」のマリオンとクリスがどうなるかがとっても知りたいです。
一巻に引き続き
★★★★☆
一巻に引き続き、ラフ画で各話末にその話の続きが書かれています。
1話完結でないストーリーの場合、その続きがないと話のつながりが分かりにくかったりしますので、本誌購入のみでコミックス派でない方もぜひぜひ。
上手に表現できませんが、話は文句なしに一級品、お勧めです。
宝石箱のような短編集
★★★★★
私が入江亜季さんの漫画を初めて読んだのは「ぱふ」で連載されていた「フクちゃん旅また旅」(単行本『コダマの谷』に収録)。
当時から、どこか懐かしさを感じる素朴な絵柄やストーリーが魅力的でした。
単行本の装丁も綺麗。特にこの『群青学舎』シリーズはストーリー共に秀逸です。
恋愛、青春、主従、自然―。テーマや舞台設定の異なる物語がつまった珠玉の短編集。
第2巻は5つの物語が収録。
私のお気に入りは、小さな主人公の一途な想いを描いた「ニノンの恋」と「彼の音楽」です。
大好きな男の子に想いを伝えたいニノン。告白の時のニノンがすごく可愛いです。
このお話だけafter storyがないんですよね。
成長したニノンが見てみたい。魔法など使わなくても、きっと美人になってる事でしょう。
「彼の音楽」の主人公・小番君は音楽が大好き。
吹奏楽部に入ったものの演奏に聞き入ってしまい自分の演奏がおぼつかない。
音楽への溢れる想いから、泣きながらシンバルを鳴らす小番君がいじらしいです。
その他、連作「北の十剣」は壮大なヒロイック・ファンタジー。ヒロインの王女グゼニアが気高く美しい。敵対する従兄のルーサーとの恋の行方は―?
「時鐘」は人の生死を少女の目を通して不思議な感覚で描いています。
あと「ピンク・チョコレート」の続編が収録されています。
都さんと春日君の仲は進展有り。都さんは相変わらずマイペース。変人ぶりが笑えます。
「とりこの姫」の続編も描いてくれないかしら。次巻を楽しみにしてます。