構造化は、検証、部品化、再利用の基礎
★★★★★
構造化は、検証、部品化、再利用の基礎だと思います。
データを構造化するか、プログラムを構造するか、データとプログラムを一体に構造化するか。
なにが、どういう利点があるかを考えるための原典だと思われます。
分析とは、分けて析することだとすれば。
また、モデルを作る一つの方法だと考えると分かりやすいかもしれません。
DFDは今でも有効です。
★★★★☆
日本のシステム開発では非常によく使われるDFDですが、まさにその原典とも言える本です。あまりアメリカではデータの重要性は叫ばれていませんが、日本のシステムの方が不具合率が少なく、生産性が高いという事情を考えると、ひょっとしたらDFDのお陰かもしれません。ちなみに日本のソフトウェア業界が輸入超過だから何もかも悪いと思われがちですが、品質と生産性では日本が一番です。ただし産学の連携が少なく、マーケティングが弱いのと日本企業の前例主義のために、先進的なソフトウェアを開発出来ないのですが・・・。とにかく一度は読まれることをお薦めします。
なんでも基本を知るのは大事だよ
★★★★★
第N次オンライン開発、なんてのを経験した世代なら、構造化分析をやったはずです。でもちゃんと理解していた人は少ないかも。処理の流れ(処理とデータのやりとり)を図で表す、という考え方は今のオブジェクト指向(ものとメッセージのやりとり)につながっていきますし、プログラムを構造化するという考え方も、オブジェクトでプログラムを構成するという考え方につながっていきます。構造化分析の目的を知ることで、そのあと生まれてくるデータ中心とかオブジェクト指向とかがより理解できます。基本を知る、という意味でも、一読されることを勧めます。
参考にはなるが・・・
★★★☆☆
原文が英語でCOBOLを対象に書かれているためか、項目の間のハイフン
がかなり余計で読みにくい。次の改訂では見直しされることを望む。
構造化手法を知りたければどうぞ。
★★★★☆
だけど2002年の今はオブジェクト指向やらアジャイル開発やら変わってきているから、この本を手に取る方は少ないのでしょうねぇ。
だけど基本は一緒だと思います。オープンシステムのSEも最新技術のSEも一度読んでもみてはどうでしょうか?