狂ってるね〜!
★★★★☆
この手の本としては変った書き方だけど、華やかなりしアメリカのダークサイドがここに集結。異論を唱える人も多いけど、奴は殺してるよ。ヘンリー映画も両方とも見たけど、頑張ってた。しかし、読む方としては、今度はオーティス側の死の腕も見てみたい。誰かオーティスにインタビューしてこの手の本出版してくれないかな〜。ヘンリーもさる事ながらオーティスもやばいよね。殺人、強盗、同性愛、放火、食人、死の腕との出会いなどかなりの変態ストーリーが期待できる。ヘンリーも含めてこんな友達はほしくないね。編集的にはもっと写真や殺人の状況説明、証拠などを載せてほしかったし、セリフを作りすぎ(半ばフィクションか?)が気になる。事実だけを正確に伝えてほしいのは欲張りすぎなのか?
綿密なノンフィクションというより読み物的
★★★★☆
自称300人を殺したと言っているヘンリーリールーカスの半生を綴っている。誕生から生育暦、最初の殺人、殺人集団に属し職業的に殺人を犯していたこと、逮捕後に宗教に帰依するまでを書いているが、すこしヘンリーに同情的な印象を受ける。ヘンリーは自分で数百人を殺したといっているが、実際に証拠が挙がっているのは数人分に過ぎない。殺人集団や人買い牧場がでてきて読み物としては面白いが、ノンフィクションとしてはどこまで信憑性があるのかと思う。殺人描写はかなりマイルド。
誘拐・人肉食いのカルト集団!
★★★★★
売春目的で産み落とされた子供が、娼婦である母親からの虐待と異常な環境のなかで成長し、凄まじい殺人鬼になる。しかも「死の腕」という誘拐・殺人を職業化した巨大なカルト組織が存在するという告白には衝撃を受けた。ぜひ他の本も読んでみたい。