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ビジネス大学30分 仮説思考

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: United Books
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本格的なビジネス理論をセミナー形式で学ぶ【ビジネス大学30分シリーズ】

第6弾は「仮説思考」

仮説思考を行うことによって、不透明・不確実なことが多い状況でも、正解に到達する可能性を高めることができる!

▼【ビジネス大学30分】シリーズとは?▼
・ビジネスパーソンに求められる実用的なスキルを短時間で体得できるように構成しました。
・難解で無味乾燥な説明に終始することを避けるため、豊富なケーススタディを設けています。
・実際の現場に即したケーススタディを収録したことでセミナー感覚で身近に感じながら学べるシリーズです。

■仮説とは、“最もありそうな仮の結論”のことである。

本書で取り上げる“仮説思考”とは、現時点で入手できる情報に基づいて、とりあえず仮の結論を置き、それをベースに行動していくという考え方である。
常に仮説を置き、それを検証しながら行動していく。途中で仮説が間違っていると気づいたら、ただちに新たな仮説を立て、また検証を行う。
そうやって仮説の構築と検証を繰り返しながら、真の結論を見つけていくのである。

■仮説思考の2つのメリット 仮説を意識することで効率よく正解が見つけられる

仮説思考を用いることによって得られるメリットは2つある。 

1つは、「思い込みを排除して、物事を客観的に見られるようになる」ことである。
環境が激しく変化している今日では、つい数年前まで正しいと信じられていたことが、正しくなくなることも珍しくない。
ところが、一度は認められ、なかば無意識のうちに正しいと信じていること、あるいは習慣化したことを、ゼロから見直すことは容易ではない。
あらゆることは仮説にすぎないと考えることで、ニュートラルな立場から、物事の真偽を深く考えることができるのである。

2つめは「仮説思考を用いることで、正しい答えに到達できる可能性が高まる」ことである。
不確実な問題に対してトライアル・アンド・エラーをいくら繰り返しても、正解に到達できるとは限らない。
仮説を立てたうえで、それを検証するための情報を積極的に集めることにより、結果的に正解に到達できる確立が高まるのである。

■仮説の構築と検証のサイクル 日々の仕事や生活の中で習慣的に実践しよう

筆者はこれまで、多くの優秀なビジネスパーソンと仕事をしてきた。
いつのころからか、「優秀なビジネスパーソン」と「平凡なビジネスパーソン」を分かつポイントは何かを考えるようになり、仮説思考ができるか否かがそのカギであると確信するようになった。
優秀なビジネスパーソンは仕事を進める際、常識や固定概念を鵜呑みにせず、すべては仮説であるとの意識の下で何が正しいかを考え、自らの仮説を試して結果を振り返っている。
一方、凡庸なビジネスパーソンは漠然と仕事を進め、結果に一喜一憂するだけで振り返ることはない。

日々の仕事の中で仮説の構築と検証を繰り返し、それを習慣化させることができれば、ビジネスパーソンとして能力を大きく伸ばせる。
仮説思考で仕事をすることにより、仕事の質もスピードも大きく高めることができるのである。

仮説思考は、学習と実践によって誰もが身につけられる。ただし、いくら机上で学んでも、実践しなければ使えるようにはならない。
最初のうちは仮説がことごとく外れるかもしれないが、あきらめずに次の仮説を立てるというように、仮説の構築と検証のサイクルを何度も何度も回してもらいたい。
第一歩としては、日常や仕事の中で仮説を意識するところから始めるとよいだろう。仮説を立てることの成果が少しでも見え始めれば、仮説思考の威力を実感できるはずである。


≪目次≫

まえがき

●第1章 仮説思考
1 仮説思考とは何か
【ケーススタディ1】X氏の考え
【ケースの展開1】検証過程
2 仮説の構築と検証のサイクル
【ケーススタディ2】1993年当時の政治・行政の体制
【ケースの展開2】仮説検証におけるリスク
3 仕事への応用
【ケーススタディ3】A社の行き詰まりと対策
【ケースの展開3】A社の状況
4 問題解決への応用
【ケーススタディ 4-1】N社の問題点
【ケースの展開4】対策の立案

●第2章 仮説の構築
1 仮説の構築とは何か
【ケーススタディ1】H社のトラブル
【ケースの展開1】仮説の検証
2 情報の活用
【ケーススタディ2】R社の売上げ対策
【ケースの展開2】グラフの種類と特性
3 ロジックツリー
【ケーススタディ3】A社の残業対策
【ケースの展開3】ロジックツリーから導かれた仮説
4 フレームワーク
【ケーススタディ4】フレームワークを用いた分析
【ケースの展開4】3Cを用いた仮説の設定

●第3章 仮説の検証
1 仮説の検証とは何か
【ケーススタディ1】T社の営業戦略
【ケースの展開1】検証過程における問題点
2 実験による仮説検証
【ケーススタディ2】T社の輸送計画
【ケースの展開2】誤った仮説を再構築する
3 調査による仮説検証
【ケーススタディ3】C社の売上げ拡大策
【ケースの展開3】アンケートの設計と分析
4 検証結果の判断
【ケーススタディ4】効率アップを目指した営業プロセスの見直し
【ケースの展開4】仮説の問題点

著者:江口夏郎 山川隆史