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信濃戦雲録第一部 野望(上) (祥伝社文庫)

価格: ¥980
カテゴリ: 文庫
ブランド: 祥伝社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:井沢元彦/著 出版社名:祥伝社 シリーズ名:祥伝社文庫 い6-6 信濃戦雲録 第1部 発行年月:2006年12月 関連キーワード:ヤボウ 1 チヨウヘン レキシ シヨウセツ シヨウデンシヤ ブンコ イ-6-6 シナノ センウンロク 1 やぼう 1 ちようへん れきし しようせつ しようでんしや ぶんこ い-6-6 しなの せんうんろく 1、 シヨウデンシヤ シヨウデンシヤ 3440 しようでんしや しようでんしや 3440、 シヨウデンシヤ シヨウデンシヤ 3440 しようでんしや しようでんしや 3440 『言(ことだま)霊』『逆説の日本史』の著者が描く名軍師山本勘助と信玄! 「本邦初の軍師役をおかれませい。天下を制するには、まず信濃(しなの)を併呑(へいどん)することでござる」天文(てんぶん)十一年(一五四二)、後の信玄となる甲斐(かい)の若き国主・武田晴信(はるのぶ)に仕官を求めた異相の男・山本勘助(かんすけ)
井沢ワールド ★★★★★
信濃戦雲録と銘打った二部作、上下二巻の計4冊で構成をされた作品です。
作品を通じた主人公を強いて挙げれば武田晴信ですが、武田家を支えた武将たちの生き様を描いたと言った方がよいでしょう。
軍師と呼ばれる立場の武将を中心にしているところもありますが、ただ史実をなぞらえるのではなく心理描写にも重きを置いています。

第一部にあたる野望で物語を導いているのは、隻眼の軍師として有名な山本勘助です。
長らく甲陽軍鑑の創作上の人物と言われていた勘助ですが、その軍師としての役割はともかくとして、その存在自体は市河文書や真下家文書の発見で裏付けられました。
大河ドラマの主人公にもなりましたので、世間の認知度も一気に上がっています。
その勘助が武田家に仕官をするところから、武田家の天下に向けた戦いが始まります。

敵武将の考えを見透かしたような、相手の心を弄ぶような軍略は見事としか言いようがありません。
もちろん史実を基にしたフィクションでしかないのですが、おそらくはこういった心の動きがあったのだろうと納得をさせられるのは洞察力に長じた井沢元彦の筆力によるものなのでしょうし、心地よくその手玉に取られてしまいます。
気がつけば井沢視点が自分の史実になってしまうというちょっと危険な作品ではありますが、武田ファンであれば見逃せない作品でもあります。
野望 ★★★★★
本書野望は続編覇者とからなる長編小説であるが前篇野望は山本勘助を主人公においた小説である。武田信玄、山本勘助関連は10作品ほど読んだがこれほど思いろい作品は初めてだ。特に勘助の軍師としての記述が抜群で信玄との会話も読む都度納得もできるし分かり易くどんどん引き込まれていく。読後感も感慨極まりない。是非作品覇者も読んでほしい。歴史小説213作品目の感想。2009/12/25

井沢元彦の作品としては異端ですが… ★★★★☆
井沢元彦の歴史観に惹かれてこの本を買うと、正直戸惑うと思います。
非常に内容のしっかりとした歴史小説だからです。

面白いのは、「逆説の日本史」の中では、井沢氏は武田信玄をして「天下統一
と言うようなアイデアは持っていなかった」と断じているのに、この作中での
信玄は天下統一に闘志を燃やす男として描かれていた点です。

ただ、山本勘助の存在を出そうとするが余り、上杉謙信(長尾景虎と言う方が
しっくり来ますが)との対比で信玄が色あせて見えてしまいました。

でもそんなことが気にならないくらい、小説としては本当によく出来ていると
思います。
ステレオタイプ ★★☆☆☆
諏訪攻めから上田原の合戦までを描いている。
「逆説の日本史」で有名な井沢氏の作品であるから、独特の歴史観で描かれているかと思ったが、かなりステレオタイプである。
あえて特徴をあげるとすれば、他の作品よりは少しだけ戦略的な観点を盛り込んでいるところだろうか。
「その人の欲を見極め、そこにつけこむ」「両の目でものを見る」(相手の立場でものを見る)ということが繰り返し主張されている。
おもしろく読めることは読めるのだが、物足りない。
力作です ★★★★★
 私は、歴史評論家としての井沢元彦氏才能は充分に認識しているのですが、(実を申しますと)小説家としての才はあまりかっていませんでした。
 ところが、この作品は良い意味でサプライズでした。
 内容そのものについては、彼独自の歴史観が反映されたユニークなものありませんが、読み物としては充分読み応えのある作品になっています。
「逆説の日本史」に代表されるような、新たな武田信玄像や山本勘助増を期待すると裏切られますが、そうでなければ充分に期待に応えられる質はもっていると思います。
 題材は一般に広く浸透しているものですが、久々に退屈することなく一気に読めた歴史小説でした。