インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

眠れるラプンツェル (角川文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
Amazon.co.jpで確認
幻想と現実 ★★★★★
『あなたなしでは、生きていけない』

とか、
思いがちな事ですが、
そんなのは幻想な訳で。

失った時に、
再び出会いがあるのか?
怖いだけの話しだったり。
ぶっちゃけ、『あなた』は誰でも良かったり…

たとえ、子供でも。
一緒に居て充たされるなら…

平穏な毎日って、
退屈だけど、
実は楽で安心だったり。

でも、肩がこったり。

肩の力を抜いて、
全部放り出しちゃえば、
それはそれで楽しいかもね!

山本文緒さんの真骨頂ですね。
専業主婦と猫の違い。 ★★★☆☆
飼い主がいないと生きていけない猫のように、
夫がいないと生きていけない専業主婦。
全ての感情を犠牲にし、退屈な日常を好んできた中で、出会った少年との恋。
抑えきれない感情と一人で生きていくことの不安とで無理が生じて、
主人公が知らず知らずに追い込まれて、崩壊していく様までの
心理描写がリアルで圧迫感を感じる。
妙に冷静で客観視しているような主人公の描き方が、
よりせつなさを増している。
さすが山本文緒です。
日常の中の禁断の恋 ★★★★★
最初読んだ時は、このお話のどこがラプンツェルなのだろう?と思っていたけど、途中で意味がわかり、これはまさしくラプンツェルな作品だった!
少年と青年の狭間のルフィオの青々しさが、とてもリアルに表現されている。
どんどんルフィオに惹かれていく主人公にも、とても共感できた。
平凡な主婦だったはずの主人公に訪れた苦しいまでの恋心。
そして恐怖。
とても刺激的で魅力的な作品だと思う。
評価下げます ★☆☆☆☆
なんというか・・力不足?
私の読解力か、山本さんの描写力不足か・・。

二年位前にひまつぶしで購入、読了後売却。そのことを忘れてまた今年かってしまった。

自分は買った本の内容は結構細部まで覚えているほうなのだが、すっかり忘れていた。
それくらい印象が薄かった、と。

ファーストプライオリティーは立ち読みでもある程度覚えているくらいなので
この作品が凡庸なんだろうな・・。(単なる相性の不一致かもしれないですが)

山口貴由に「一度行って記憶の薄れた場所にまたいく旅行ほど楽しいものはない」
との至言があったが、この本は徐々に嫌がらせの犯人やルフィオとの結末や
平凡な主婦に見えた主人公の過去など徐々によみながら思い出していったが
それも特段に楽しいとか切ないとかいうよりは、作者の手札の出しようを
考える想定内の詰め将棋のようだった。

いやな人間関係をかかせると相当な方なので、今度は「グロテスク」のような女だけの長編
がみたいものだ
もしかしたら私にも・・・ ★★★★☆
読み終わった率直な感想は・・・
こんなことってありえるのだろうか??っという疑問ばかり。
主婦経験もなく、年下との恋愛経験もない
そんな私には想像しがたいことだった。

帰ってこない夫との平凡な生活
ひとまわりもちがう年下の少年との刺激的な恋愛

どんな世界にいても、女というのもは
そのとき、そのときの、自分の王子様を見つけようとするものかもしれないと思った。
これが醜く感じるが、一方では切なくも感じる。

もしかしたら、自分の隣でも怒っているような恋愛なのかもしれない。
あるいは
自分にもこういう気持ちが何処かにあるのかもしれない。
つまり・・・
知らず知らずのうちに、危険や刺激を求めてしまうこと。
ダメとは分かっていても、心のどこかで何かを求めてしまうきもち。