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Strategy Maps: Converting Intangible Assets into Tangible Outcomes

価格: ¥3,610
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: Harvard Business School Pr
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更に分かりやすく進化したBSC: 経営戦略に関与する全ての人の必見書 ★★★★★
BSCファンならずとも、経営戦略や競争戦略に少しでも関与している方にとって、必見の書だと思います。キャプランとノートンによるこの最新刊は、競争の焦点が製品・サービスから、ある卓越した内部プロセスを要素に持つ「ビジネスシステム(=事業システム)」にシフトしている、という現実を反映している様に思えます。BSC(あるいは、「戦略マップ」)のキーコンセプトでありながら、前著では少し理解しづらかった「戦略テーマ」の定義が、「内部プロセスの中で、価値提案に真に寄与する厳選された少数のプロセス」として明確化されたのも、「ビジネスシステムとしての競争優位創造」の重要性の認識が背景にあると思います。

本書では、顧客価値提案に4つのカテゴリ(「ベスト・トータルコスト」、「プロダクトリーダーシップ」、「コンプリート・カスタマーソリューション」、「システム・ロックイン」)を設けて、カテゴリ毎にどの様な内部プロセスで卓越すればよいか、またその様な内部プロセスを構築・持続するにはどの様な組織の「無形資産」が必要なのか、をわかり易く整然と解説しています。この因果連鎖を明確化・可視化するところが、「戦略マップ」の最も本質的なところだと以前から言われていました。この観点から、前著と比べて本書が優れている点は、内部、即ちビジネスシステムの構成要素としての「内部プロセス」と学習・成長の視点から見た「組織の無形資産」、の関連が非常に明快かつ詳しく述べられている事、及び価値提案のカテゴリ毎の「戦略マップ・テンプレート」が提示されている事、にあるのではないかと思っています。

私は、ITが(製造業の)ビジネスシステム、ひいては経営戦略にもたらす価値をうまく説明できるロジック(論理)に、非常に興味を持っています。この観点から、本書とともに伊丹教授の名著:「経営戦略の論理(第3版)」が、私のような戦略論の初心者にもわかり易く、断然オススメです。そこには、見えざる資産としての「情報資本」に関する卓越した知見が述べられています。
 

巧まずして経営の全てを語る本 ★★★★★
BSCバイブルの3冊目は、より大きな骨組みである戦略マップの重要性を余すところなく伝えていると思います。また、事例の多くは戦略と無形資産の重要性がより大きいサービス・NPOが大半を占めているのも、今日のBSCの広がり方を端的に示しているかと思われます。

本書では戦略マップの成り立ちを解説することで、全ての経営活動が有機的に繋がっていることを平易な英語と豊富な図版で巧まずして語っており、英語が得意でなくてもとても判りやすく読むことが出来ました。

もちろん経営の現実はそんなに単純ではないのですが、BSCファンでなくても、単純化・図式化して考えることの大切さと多くの示唆を得ることが出来ると思います。邦訳の出る前に是非手にしておきたい1冊。

待望の三冊目! ★★★★★
待ちに待ったキャプラン&ノートンの三冊目の著作である。今回はやや観念的な印象のあった戦略マップに焦点を当て、豊富な事例と共に考え方を紹介している。特に今回は顧客の視点の骨格を支えるバリュープロポジションについて4つの類型を提案しているのが新鮮である。数年置きの著作でBSCは着実に進化を遂げているのを実感する。日本企業がこの経営ツールを入れる、入れないで検討時間を費やしている間に、業績の差は広がっている。理論より実践が必要である。