謎を解く鍵は中空に浮かぶ球体“Eye”とバビロンから発信される謎のビーコン。
大英帝国軍はインド遠征中のアレクサンダー大王の軍と合流しバビロンを目指す。一方、中央アジアに降下したソユーズのクルーはチンギス・ハーンの軍隊に捕らえられ、バビロンを目指す事になる。
バビロンを舞台に世界帝国を築き上げた2人の英雄が一触即発の状態に。。。
ストーリーの他にアレクサンダー大王、チンギス・ハーン、ルディ・キプリング、耶律楚材等、実在の人物や古代バビロニアの描写など歴史好きの人にも楽しめるようになっている。また、モザイク状に繋ぎ合わせたことによる気候の変動や異なる時代の人間の接触により起こる微生物感染の記述もあったり、モンゴル兵がマンモス狩りをするシーンなど想像力をかき立ててくれる。
欲を言えば、耶律楚材とキプリングに『人はなぜ戦うのか?』という問答をさせて欲しかった。
続編では平和維持軍のクルーの一人“Bisesa"が引き続き登場するようだが、アレクサンダー達のその後も知りたい。