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北大路魯山人: 120話すべて収録+綺麗な写真と読む

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 楽しく読む名作出版会
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通常130円→99円キャンペーン中
●2015年3月1日改訂2版 ルビの不備を修正しました。

「腹が空っても、ひもじゅうない、というようなものには食わせなくてもよい」
「腹がいっぱいでも、まだ食いたい、というようなやつにも食わせなくてもよい」
「どうしても料理を美味しくつくれない人種がある。私はその人種を知っている。その名を不精者という」 (本文より)

◯本書は、北大路魯山人の『120話すべて』を網羅しています。
◯2種類の目次をご用意しています。120話のそれぞれのエッセーを呼び出すことができます。
スマートフォンの場合は、巻頭の「目次ページ」に加え
「各端末のメニュー画面」にも目次が表示されるので大変便利です。(この目次は無料サンプル配信ではご覧になれません。

◯本書は、快適な読者体験のお手伝いとして「関連のある写真」を適宜、掲載しています。
関連のある写真とは?
◯エッセイの中にはいろいろな人の名前がでてきます。例えば、日本画家の名ならば、その画家の絵を掲載したり、
あるいは、器の話しでは、該当する陶器の写真を掲載するなど、エッセイの内容をより理解できるお手伝いをしています。

◯次の1~10まで、無料でどなたでもお読みいただけます。
 <<ますは、無料サンプル配信でどうぞ!>>

1.お米の話
2.だしの取り方
3.お茶漬けの味
4.納豆の茶漬け
5.食器は料理のきもの
6.鍋料理の話
7.衰えてきた日本料理は救わねばならぬ
8.美味い豆腐の話
9.鰻の話(うなぎのはなし)
10.日本料理の基礎観念
11.明石鯛(あかしだい)に優る朝鮮の鯛
12.味を知るもの鮮し(すくなし)
13.甘鯛(あまだい)の姿焼き
14.アメリカの牛豚
15.鮎(あゆ)の食い方
16.鮎の試食時代
17.鮎の名所
18.鮎ははらわた
19.鮎を食う
20.洗いづくりの美味さ
21.洗いづくりの世界
22.鮑(あわび)の水貝
23.鮑(あわび)の宿借り作り
24.鮟鱇(あんこう)一夕話
25.生き烏賊(いか)白味噌漬け
26.いなせな縞の初鰹(はつがつお)
27.猪(いのしし)の味
28.インチキ鮎(あゆ)
29.海にふぐ山にわらび
30.梅にうぐいす
31.欧米料理と日本
32.夏日小味(かじつしょうみ)
33.数の子は音を食うもの
34.家庭料理の話
35.窯を築いて知り得たこと
36.感想
37.カンナとオンナ
38.胡瓜(きゅうり)
39.京都のごりの茶漬け
40.近作(きんさく)鉢の会に一言
41.くちこ
42.車蝦(くるまえび)の茶漬け
43.弦斎の鮎(げんさいのあゆ)
44.現代茶人批判
45.高野豆腐(こうやどうふ)
46.小ざかな干物の味
47.個性
 48.古陶磁の価値
49.琥珀揚げ(こはくあげ)
50.昆布とろ
51.昆布とろの吸い物
52.西園寺公の食道楽(さいおんじこうのくいどうらく)
53.材料か料理か
54.残肴の処理
55.三州仕立て小蕪汁(こかぶじる)
56.山椒魚(さんしょううお)
57.椎茸の話(しいたけのはなし)
58.塩昆布の茶漬け
59.塩鮭・塩鱒の茶漬け(しおじゃけ・しおます)
60.小生のあけくれ
61.序に代えて
62.知らずや肝の美味
63.素人製陶本窯を築くべからず
64.尋常一様
65.すき焼きと鴨料理――洋食雑感――
66.世界の「料理王逝く」ということから
67.瀬戸・美濃瀬戸発掘雑感
68.雑煮(ぞうに)
69.筍(たけのこ)の美味さは第一席
70.田螺(たにし)
71.魂を刳る美(たましいをえぐるび)
72.茶美生活
73.茶碗蒸し
74.てんぷらの茶漬け
75.デンマークのビール
76.東京で自慢の鮑(あわび)
77.陶芸家を志す者のために
78.なぜ作陶を志したか
79.伝不習乎(ならわざるをつたうるか)
80.握り寿司の名人
81.日本のやきもの
82.日本料理の要点
83.海苔の茶漬け
84.鱧・穴子・鰻の茶漬け(はも・あなご・うなぎ)
85.ハワイの食用蛙(かえる)
86.蝦蟇を食べた話(ひきがえる)
87.美食多産期の腹構え
88.美食と人生
89.美食七十年の体験
90.一癖あるどじょう
91.美味放談
92.河豚(ふぐ)食わぬ非常識
93.河豚は毒魚か
94.筆にも口にもつくす
95.フランス料理について
96.鮪の茶漬け(まぐろのちゃづけ)
97.鮪を食う話
98.味覚の美と芸術の美
99.味覚馬鹿
100.道は次第に狭し
101.持ち味を生かす
102.夜寒に火を囲んで懐しい雑炊
103.洛北深泥池の蓴菜(じゅんさい)
104.良寛様の書
105.料理一夕話
106.料理芝居
107.料理する心
108.料理と食器
109.料理の第一歩
110.料理の秘訣
111.料理の妙味
112.料理は道理を料るもの
113.料理メモ
114.料理も創作である
115.若鮎(わかあゆ)について
116.若鮎の気品を食う
117.若鮎の塩焼き
118.若狭春鯖のなれずし
119.私の作陶体験は先人をかく観る
120.私の陶器製作について

本書は青空文庫のままではなく、読みやすいように編集しています。また、より理解しやすく、読み進められるよう適宜、画像を追加しています。

【楽しく読む名作出版会】とは
「楽しく読む名作出版会」は、すでに著作権の切れた日本と世界の名作やエッセーを、できるだけ読みやすく、楽しく読んでいただくための試みです。

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北大路 魯山人(きたおおじ ろさんじん)ってどんな人?

1883(明治16年)ー1959(昭和34年)
日本の芸術家、画家、陶芸家、書道家、料理家、美食家。
明治16年、京都市上賀茂北大路町に、上賀茂神社の社家の次男として生まれる。
生活は貧しく、魯山人が生まれる前に父親が自殺、母親も失踪したため親戚をたらい回しにされる。
小学校を卒業後、画家になるため学校に通いたいと申し出るが、養父母は激怒。丁稚奉公(でっちぼうこう)に出された。
20歳、書家を志して上京。頭角を現す。
25歳、中国を旅行し、書道や篆刻を学んだ。また、朝鮮総督府に書記として勤めた。
27歳、素封家・河路豊吉に食客として招かれ、書や篆刻の制作に打ち込む環境を提供された。
敬愛する竹内栖鳳(たけうちせいおう・近代日本画の先駆者)が訪れる柴田家の食客になることが叶い、訪れた栖鳳に款印を彫らせてもらうよう願い出る。その款印を気に入った栖鳳が門下の土田麦僊(ばくせん)らに紹介したことで日本画壇の巨匠らとの交わりが始まり、名を高める。
34歳、中村竹四郎と交友を深め、古美術店を共同経営する。ここで、古美術品の陶器に高級食材を使った料理を常連客に出すようになる。
38歳、会員制食堂「美食倶楽部」を発足。自ら厨房に立ち料理を振舞い、食器を自ら創作していた。
41歳(大正14年)東京・永田町に「星岡茶寮(ほしがおかさりょう)」を借り受け、会員制高級料亭を始めた。
しかし、魯山人の横暴さや出費の多さから、魯山人は星岡茶寮を追放、同茶寮は昭和20年の空襲により焼失した。

72歳、織部焼の人間国宝に指定されるも辞退。
76歳、肝吸虫(寄生虫)による肝硬変のため死去。

人物・逸話
魯山人は母の不貞によりできた子で、それを忌んだ父は割腹自殺を遂げた。
生後すぐ里子に出され養家を転々とした。この出自にまつわる鬱屈は、魯山人に深甚な影響を及ぼした。
6度の結婚はすべて破綻、2人の男児は夭折。娘を溺愛したものの長じて魯山人の骨董を持ち出したことから勘当。最晩年にいたっても魯山人の病床に呼ぶことすら許さなかった。その一方、家庭の温かみに飢え、ホームドラマの微笑ましい場面によく肩を震わせ涙を流して嗚咽したという。
フランス料理の外見偏重傾向に対しても厳しく、「トゥール・ダルジャン」で、「ソースが合わない」と評価し、持参したわさび醤油で食べたこともあった。
つねに傲岸(ごうがん)・不遜・狷介(けんかい)・虚栄などの悪評がつきまとい、毒舌でも有名で、柳宗悦・梅原龍三郎・横山大観・小林秀雄といった戦前を代表する芸術家・批評家、世界的画家・ピカソまでをも罵倒した。
この傲慢な態度と物言いが祟り、星岡茶寮から追放されてしまう。逆にその天衣無縫ぶりは、久邇宮邦彦王・吉田茂などから愛された。
気難しい人物で、晩年魯山人の家で働いていたお手伝いさん曰く
「風呂から上がると、決まった時間にキンキンに冷えたビールがさっと出てこないと満足できない方だった。それができなくて叱られ、辞めていったお手伝いさんを何人も見た」と