もはやベテラン、円熟のロックバンドとなったストーンズが、78年に発表したパワーあふれる渾身の会心作。
   <2><7><10>などのスカッとしたスピード感のある曲と、テンプテーションズのカヴァー<3>、キースの<8>、実にストーンズ的な味のある<9>、単調なディスコビートなのに飽きがこないヒット曲<1>など、バラエティに富んだ内容になっている。珍しくビル・ワイマンのベースが、きちんと聴こえるアルバム。(麻路 稔)