キャラクターに魅力が感じられなかった
★☆☆☆☆
高評価に誘われて手に取ったものの、面白いとは思えませんでした。
感情移入できないまま寒い小芝居のような展開が続いて、気がついたら読み終わっていたという感じ。
うーん、キャラクターに好意が持てるかどうかでしょう。
主人公の行動理念が理解できないし、おじいさんを救えと懇願するシーンも不自然極まりない。
さみだれはのんきで明るくとっつきやすいけれど、やはりテーマに関わる言動に違和感。
戦闘も基本「何とかなる臭」が漂っていて緊迫感に欠けている。戦闘描写はスカッと見やすいだけにこれは残念だと思う。
細部の演出や描写力うんぬんを引いても、人間が、世界観が、「薄い」というのが正直な感想です。
2巻以後面白くなるのかもしれませんが、出だしがこの調子では先を読みたいとは到底思えません…
好き嫌いは個人で違って当然ですが、あまりにも☆5評価が多いので一石を投じた次第です。
一巻で切るべきでは無い
★★★★★
主人公は珍しい変態で好感が持てる
バトルもキャラが増える3巻以降は良い
個人的には泣ける戦いもあった
残念なのは大事な所で盛り上げるのか下手な事
1話での主人公の下僕化は説得力が無い
さみだれの演説もイマイチ
ここのコマ割はもうちょっとページ使ってもいいだろうと思ったりもする
その代わり(?)日常パートが面白い
ギャグは王道過ぎずマニア過ぎず目新しくて素敵だ
当然外れもあるが
当初笑う気の無かった魔法少女のネタに笑わされたのが悔しかった
キャラの個性と、殺し合いなのに敵のボスが変なせいで妙な雰囲気がある
総合的に見て良い漫画です
「この本は必ずアナタを元気にします!」
帯のキャッチフレーズにしては珍しく的確に作品を表せていると思う
何が面白いのか
★☆☆☆☆
肝心なストーリーの詳しい説明がないので全く話に入っていけません。
いきなり普通の現実世界で、喋るトカゲが出てきて地球の危機だ〜なんて言われても困ります。
それをすんなり受け入れる主人公も常人とは思えないです。
話の内容ですが、ただ派遣されてきたザコ敵を倒す、という流れを始終繰り返すだけで単調です。
出てくるのは下っ端だけで敵の親玉、もしくは幹部的キャラの存在を匂わせる描写がないので緊張感がないです。
敵の思惑が分からないのでもやもやします。
戦闘回の間に雨宮とさみだれのやりとりはありますが、それもありきたりな展開で寒いです。
キャラクターが作者の手で無理やり踊らされている感があってとても気持ち悪い。
敵キャラ含めて設定もデザインも深く考えたものとは思えず、楽しめる部分が何一つないのです。
なぜこれほど高評価なのか理解できません。お金と時間を無駄にしました。
アイディアとしてでなく、純粋な演出のおもしろさ
★★★★★
物語の設定として際立って目新しいものをこの作品は持っていません。文字通り世界を壊そうとしている悪い魔法使いを相手に、一人のヒロインと力に目覚めた12人の戦士が戦う。言ってしまえば現代ファンタジーによくある話です。キーワードも「姫と契約の騎士」「魔法使いと泥人形」「超能力」など、少年漫画やライトノベルをある程度読んだことある人なら見慣れた記号です。
では何が面白いのか?それは漫画の表現力を最大限引き出しているところです。映画で言うところの脚本と演出がいい。ほんわかした絵柄とくどくない設定、なによりテンポのいいセリフ回しと展開がどんどん読ませます。絵柄とシリアスさのギャップや、序々に明らかになる内容などのバランスもおもしろさを上げるのに一役買っています。そこにステレオタイプと半歩ずれたキャラクターが加わります。またここにも、キャラの立たせ方、心理面の掘り下げなどの演出のよさが加わります。
さらに言えば各キャラのネーミングや、それぞれの役割の振り分けなどの、作者の細かいこだわりについても語りたいですが、それは読んでからのほうが分かりやすいと思いますので書きません。とりあえず読んでください。
欠点を挙げるとすれば、主観ですが1〜2話目にインパクトがなく、後半に行くほど面白くなるという物語の形態です。この辺は映画や、ライトノベルの展開に似ているかもしれません。無論、その内容込みで読んで欲しいです。
もっと知ってほしいマンガ
★★★★★
たまたま、書店で見かけ面白そうなので買ってみたが
一気にハマッた。
泥人形との戦いは熱く
日常ではゆるく
時にシリアスで暗い
独特の雰囲気が個人的にとてもよかったです。
第一巻のストーリーとしては
惑星を砕く魔法使いと
その魔法使いから惑星を守り、
自らの拳で惑星を砕こうとする朝比奈さみだれ
そして、さみだれに忠誠を誓う雨宮夕日の物語です。
かなりマイナーですがとてもいい作品です
ぜひ読んでください。