森 鴎外全集 決定版 全148作品 (インクナブラPD)
価格: ¥0
本書は明治の大文豪森鴎外の代表作のほぼ全作品を収録した電子書籍の決定版です。単に森鴎外の作品をKindleで読めるようにしただけではなく、より使いやすく読みやすくするために配慮しています。
●ちくま文庫版『森鴎外全集』に準拠、全148作品を収録
作品を単に一冊の電子書籍にまとめるだけでなく、紙の書籍と同じような読了感を得ていただくために、全体の構成をちくま文庫版『森鴎外全集(全十四巻)』に準拠しました。一冊単位で表紙をつけて森鴎外全集をそのまま読めるような感じで構成しています。それぞれの書籍には表紙を付けてあります。それぞれの作品のタイトルは実際の書籍と同じようにするために、作品のタイトルに1ページを割いて、タイトルはページのセンターに配置してあります。
第七巻と第八巻の「伊沢蘭軒」は一冊にまとめ、第十三巻の「独逸日記 小倉日記」は含まれていませんが、全集にはない「諸国物語」もお読みいただけます。漢字は原則的にすべて新字にし、仮名遣いはオリジナルのテキストに準拠しています。概ね旧仮名遣いを採用しています。収録数は全148作品です。
●青空文庫にない「金貨」や「小嶋宝素」も収録
本書には青空文庫にはない作品も掲載しました。 森鴎外の代表作と呼ばれる作品の中には青空文庫にはないものもあります。「大発見」「魔睡」「金貨」「蛇」「灰燼」「小嶋宝素」などです。これらはちくま文庫版には収録されています。本電子書籍には青空化されてない作品を二六作収録してあります。また、ちくま文庫版『森鴎外全集』に含まれてない作品や森林太郎名義の作品などは第十三巻「歴史其侭と歴史離れ」の巻末に追加して収録しました。
●iPhone用目次を追加
Kindle用電子書籍の目次は二種類あります。一つはKindle PaperwhiteやKindle FireなどのKindleデバイスで表示される目次です。もう一つはepub3で決められた目次で、iPhoneで目次をメニューに表示させるにはepub3の目次が必要です。本書ではそれぞれの作品にアクセスしやすくするために、iPhoneのメニューから目次ページにアクセスできるようにしています。iPhoneやAndroidのKindleアプリをお使いの場合、メニューから簡単に目次ページにアクセスできます。
●JIS X2013に含まれない漢字はすべて画像化
本文中にはJIS X2013以外の漢字やユニコードにも存在しない漢字があります。それらの漢字は明朝体で作字して画像として埋め込んでいます。ユニコードに含まれていてもJIS X2013には用意されていない字形(主にJIS X2013にはなくて中国漢字に含まれる字形)もありますが、それらの漢字はiPhoneで表示すると、強制的にゴシック体に置き換えられてしまいます。本書ではそれらも含めてJIS X2013に存在しない漢字はすべて明朝体の画像として表示されますので、明朝体のままお読みいただけます。なおこの『森鴎外全集 決定版』では一二九の外字画像を作成して使用してあります。
●主要作品を発表年代順のリスト
森鴎外の代表作を発表年代順に並べたもです。作品名をタップするとタイトルページが開きます。代表作を発表順に読みたい場合にご利用ください。作品の紹介がWikipediaにある場合はそのWebリンクも用意してあります(Kindleアプリの内部ブラウザでWikipediaのページが開きます)。
一八八九年(明治二二年)
八月「於母影」を『国民之友』に発表。
一八九〇年(明治二三年)
一月「舞姫」を『国民之友』に発表。[Wikipedia]
八月「うたかたの記」を『しからみ草紙』に発表。[Wikipedia]
一八九一年(明治二四年)
一月『文づかひ』を吉岡書店から刊行。
九月「山房論文」を『しからみ草紙』に発表。
一八九二年(明治二五年)
一一月「即興詩人(アンデルセン)」を『しからみ草紙』に連載。(『めさまし草』一九〇一 - 二月)[Wikipedia]
一九〇九年(明治四二年)
三月「半日」を『スバル』に発表。
六月「魔睡」を『スバル』に発表。
七月「ヰタ・セクスアリス」を『スバル』に発表。[Wikipedia]
八月「鶏」を『スバル』に発表。
九月「金貨」を『スバル』に連載。
一九一〇年(明治四三年)
一月「杯」を『中央公論』に発表。
三月「青年」を『スバル』に連載。( - 八月)[Wikipedia]
六月「普請中」を『三田文学』に発表。[Wikipedia]
七月「花子」を『三田文学』に発表。
八月「あそび」を『三田文学』に発表。
一二月「食堂」を『三田文学』に発表。
一九一一年(明治四四年)
一月「蛇」を『中央公論』に発表。
四月「妄想」を『三田文学』に発表。
九月「雁」を『スバル』に連載。[Wikipedia]
一〇月「百物語」を『中央公論』に発表。
一〇月「灰燼」を『三田文学』に発表。( - 一二月)
一九一二年(明治四五年)
一月「かのように」を『中央公論』に発表。
一月「ファウスト」の訳を完結。[Wikipedia]
一〇月「興津弥五右衛門の遺書」を『中央公論』に発表。[Wikipedia]
一九一三年(大正二年)
一月「阿部一族」を『中央公論』に発表。[Wikipedia]
四月「佐橋甚五郎 」を『中央公論』に発表。[Wikipedia]
一九一四年(大正三年)
一月「大塩平八郎」を『中央公論』に発表。[Wikipedia]
二月「堺事件」を『新小説』に発表。[Wikipedia]
三月「サフラン」を『番紅花』に発表。
四月「安井夫人」を『太陽』に発表。
一九一五年(大正四年)
一月「山椒大夫」を『中央公論』に発表。[Wikipedia]
一月「歴史其儘と歴史離れ」を『心の花』に発表。
九月「じいさんばあさん」を『新小説』に発表。
一〇月「最後の一句」を『中央公論』に発表。
一九一六年(大正五年)
一月「高瀬舟」を『中央公論』に発表。
一月「寒山拾得」を『新小説』に発表。
一月「渋江抽斎」を『東京日日新聞』と『大阪毎日新聞』に連載。( -五月)[Wikipedia]
五月「空車」を『東京日日新聞』と『大阪毎日新聞』に発表。
六月「伊沢蘭軒」を『東京日日新聞』と『大阪毎日新聞』に連載。( -九月)[Wikipedia]
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