元素周期表のつくりかた: メンデレーエフとモーズリー レトロハッカーズ
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レトロハッカーズ第20巻
だれでも一度は見たことがある元素周期表。しかし、よく見ると、上の方は欠けているし、後ろの方ではランタノイド、アクチノイドの30の元素がマスに収まりきらずに、外に追いだされて掲載されている。これはいったいなんなのか? 元素周期表はメンデレーエフがその原型をつくり、モーズリーが原子番号の考え方を提出して、ゆるぎのないものになった。しかし、この大仕事をやりとげた二人は、不思議なことにノーベル賞を受賞していない。元素周期表をめぐるメンデレーエフとモーズリーの物語。図版38点収録。
目次
増えつづける新発見元素
不幸な生い立ちのメンデレーエフ
トンデモ科学と目されていた周期律
メンデレーエフが熱中した元素トランプ
X線が開いた物理学の新しい扉
X線で元素を分析する
固有X線の波長は、陽子の数を表していた
ロマンから正確な科学へ
はみ出し元素ランタノイド、アクチノイドの謎
実現しなかったノーベル賞