インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

貴方のシナリオをもっと盛り上げる、五つのプロットテクニック

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: あやえも研究所
Amazon.co.jpで確認
貴方のライトノベルをプロレベルに引き上げる、奥義書!

◎ 貴方のライトノベルを、楽々プロレベルに引き上げられる!
◎ 「すごい盛り上がった!」と高評価を得る!
◎ 白熱した展開で、ファンをどんどん増やす!

本書「貴方のシナリオをもっと盛り上げる、五つのプロットテクニック」は、ライトノベルや児童文学などの「若者向け」のストーリーライティングに携わ方を対象とした、物語の「盛り上げ方」について説明している教材です。
 本書の方法論を使うことで、物語に幅を持たせて、白熱した展開にし、感動やスリルをより強化できるようになるでしょう。

(本書は、二〇一一年に「シナリオを盛り上げる五つの技術」と題してリリースされた教材を、電子書籍化に伴って改題したものです)


--------

■ 本書が威力を発揮する場所

「盛り上げる」というのは、言い方を変えると「極端にする」とも言えます。物語をより極端にすると、派手になって盛り上がるというわけです。

大人な雰囲気の物語では、物語の極端さや派手さは控えめにすることで、落ち着いて、現実的な雰囲気を作ることができます。いわば、極端にせずに無駄な盛り上げは含まないことで、リアリティのある「大人の雰囲気」を作ることができます。
逆に、若者向けの物語では、リアリティよりも、派手さや極端さが求められるものです。物語において、極端さを激しくして話を盛り上げれば盛り上げるほど、それだけ起伏ができて派手な内容になります。


■ 盛り上げる一例:「難易度」

盛り上げる技術の一つとして、「難易度」があります。これは主人公の置かれている状況をより極端に見せることによって、より盛り上げる技術になります。

例えば、学園ものの恋愛物語があったとしましょう。主人公がヒロインの少女に恋をします。ところが、もしそのヒロインが「恋に飢えていて誰でもOKな状態」の女の子だったら、物語としては面白みも何もなくなります。
ですが、例えばヒロインが「学校中で一番人気のある容姿端麗、成績優秀、性格も抜群で、今までどんな美男子からの誘惑も受けなかった清楚な女の子」というように、状況を極端にしてみたらどうでしょう。主人公がヒロインと結ばれるにはぐっと難易度が上がり、面白そうに感じるでしょう。

そこでさらに、極端さを大きくしてみましょう。例えば主人公が不運な事故にあって、顔面がただれてしまったとしましょう。周囲から怖がられて誰も近づきたくなくなるような姿になってしまうのです。その上、事故の影響で、言葉もなかなか上手く発音できないことが多く、体もうまく操れないことが時々あり、成績も急降下して、完全に元に戻るまでに二~三年はかかる、といった状態にできるかもしれません。
相手は学校で最も綺麗で、人気もあり、誰からも憧れる存在。ですが主人公は学校内で最もかっこよさからは遠い存在で、怖がられて、避けられる存在。ここまでやると、難易度は極めて高くなるでしょう。ですが、これぐらい難易度が高くなると、恋物語としてとても面白そうに感じるものです。

このように、状況をより極端にする(盛り上げる)ことで、面白さを強化することができるのです。


■ その他の盛り上げる例

他にも、様々な盛り上げる(極端にする)技術があります。

例えば主人公と敵が戦うバトル物語があったとして、主人公がただ私怨で戦うだけではなく、それが主人公の恋人など、「主人公にとって大切な人の運命」をも左右するという内容にできるかもしれません。そうすることによって、主人公が戦う理由に強い意味が生まれます。これは「目的」を極端にすることになります。
他の例で言うと、主人公がスポーツで試合をしていたとしましょう。主人公がピンチになった時、ただ負けるだけでは盛り上がりません。そこで、「負けたら大切なものを失う」「負けたら命を失う」「負けたら恋人を失う」といったリスクを負わせることで、負けられない戦いになり、緊張感が増します。これは、「リスク」を極端にすることになります。
また、勝負に劣勢になっている時、ただ状況的に劣勢にするのではなく、体力的にも精神的にも限界を迎えさせることで、より盛り上げることができます。これも状況を極端にする一つの方法でしょう。


■ より派手に、より極端にすることで盛り上げる

このように、「盛り上げる」という技術は、物語中に上記のような「極端さ」を埋め込むことでもあります。圧倒的に劣勢な状況から逆転したり、主人公が勝つことは自分のためだけでなく、恋人を救ったり、町を救ったり、時には世界を救ったりする……といったものですね。
それによって、メインプロットをより劇的に、より魅力的に、より派手に見せるというアプローチです。

「中盤や終盤が、いまいち盛り上がらない」「どうも物語がこぢんまりしていて、地味になっている」「面白みを追加したい」「もっとメリハリを付けたい」「劇的な展開にしたい」……そういった不満がある場合、本書で説明する「盛り上げる方法」を組み込むことで、解決の一助にできるでしょう。

本書はそのような「盛り上げる技術」を五つほど紹介します。

これらは全て組み合わせて追加可能なので、メインプロットにほとんど手を加えることなく、簡単に組み込むことができるものです。
この「盛り上げる技術」は、物語中に「戦い(バトル)」や「勝負」という要素や、「競争」という要素を含んでいたりする物語には特に相性がよく使えるでしょう。もちろん、恋愛やサスペンスにも用いることができます。「盛り上げる技術」とは、「感動や緊迫感をより強化する技術」と言えるでしょう。


--------

■ 本書で学べる、ライトノベルを成功させるためのテクニック

本書はライトノベルや児童文学などの「若者向け」のシナリオ制作に携わるシナリオライターや小説家、脚本家を対象とした、物語の「盛り上げ方」について説明しています。

物語のメインプロット(本筋)をほとんど修正することなく、物語をより盛り上げる、そのような追加可能な要素の説明と、その追加方法を説明しています。

以下のような内容を学ぶことができます。

・ 物語を劇的に、派手に盛り上げる方法とは?
・ 緊迫感や限界感を演出するには?
・ 物語冒頭の「つかみ」を上手く挿入するには?
・ 物語の「幅(内容の密度)」を増やすには?
・ 若者向けにウケる内容を作るには?
・ 効果的な「萌え」を作る方法とは?

これによって、物語に幅を持たせて、白熱した展開にし、感動やスリルをより強化できるようになるでしょう。


--------

■ 目次

第一章 「盛り上がり」の技術概要
第二章 技術その一:「因縁」
第三章 技術その二:「難易度」
第四章 技術その三:「極限」
第五章 技術その四:「賭け金(リスク)」
第六章 技術その五:「自尊心」
付録:重ね合わせた後のシナリオ例
あとがき