インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

黒田如水(吉川英治歴史時代文庫 44)

価格: ¥798
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
江戸の香りがします。 ★★★★☆
司馬遼太郎氏の「播磨灘物語」と併読しました。
主への忠義に燃える官兵衛や「菅原伝授手習鑑」を思わせる偽首エピソード、「忠臣蔵」の赤穂浪士のように伊丹城下に潜伏する姫路の有志たち、往年の時代劇のように殿様(官兵衛)に恋する町娘など、戦国というより、人物描写には寧ろ江戸の香りがしました。
戦国の気運、という意味では司馬氏の「播磨灘」の天下に大志を抱きながら主に誠実で、室町礼式や儒学的倫理観に通じながら新奇を好む切支丹でもあるという複雑な官兵衛像の方が興趣がありますが、終世読者に娯楽を提供する努力を怠らなかった吉川英治御大(本書解説より)らしく、読み物としてはとっても面白いです。
若き日の黒田如水 ★★★★★
この作品は高校時代に読みました。黒田官兵衛時代に敵方に捕まって土牢に幽閉された話が中心です。まさに官兵衛危機一髪というところが、官兵衛の心理や秀吉の心理がよく描けています。これに興味を持って新書太閤記も読まれるといいでしょう。
ちなみに、黒田如水は大河ドラマにしてほしい人物ですが、まだ大河ドラマにしていませんね。大河ドラマにしてください。
竹中半兵衛との友情に涙する! ★★★★☆
黒田官兵衛の前半生を描いた作品.
織田方武将の羽柴秀吉,主家である小寺政職,そして母里太兵衛をはじめとした部下たちとの関係の中では「武士としての」官兵衛が,また長男松千代(後の長政)や父の宗円との関係の中では「親として子としての」官兵衛が,それぞれ描かれる.中でも竹中半兵衛との関係は素晴らしく美しく表現されており,官兵衛の人間性が生き生きと,感動的に表現されている.読みながら自然と感動の涙が流れる.読み始めたら一気に最後まで読んでしまうだろう.
ただ「如水」は晩年の号であり,黒田官兵衛の前半生を描く本書のタイトルとして,個人的にはやや違和感がある.また,官兵衛らしい智謀の描写も少ない点で,満点とはしなかった.
さすが、吉川! ★★★★★
昔、吉川英治作品は苦手だった。
しかし、年をかさね、いま再び手に取ると、やはり面白かった。
なんとも描写がいい。
今の時代小説家にはない(ような)清涼感が味わえた。
肩肘を張らない、如水の青春期の話に徹底していて、よい。
新書太閤記とともに読むと一層面白い書 ★★★★★
豊臣秀吉に、「天下をとる才がある」と言わしめた黒田勘兵衛の物語。秀吉のこの言葉を聴いて、「水の如く」として隠居。
黒田家は、明治時代まで残った。黒田家の祖「如水」の物語です。
僕は、これを高校時代に読みましたが、それは新書太閤記を読んだ後でした。秀吉の軍師としては、竹中半兵衛と黒田勘兵衛の二人が、とくに有名です。
竹中は若くして逝ってしまいましたが、黒田勘兵衛は、秀吉から家康に至るまで、その足跡を辿ることができるため、興味を持っていた武将です。
 新書太閤記と共に読んでいくと、より黒田勘兵衛を理解することができるのではないでしょうか。