アンリ・ルソー画集: 夢想と近代 世界の絵画
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(本書は、アンリ・ルソーの作品約60点を解説つきで所収する画集です)
アンリ・ルソー(Henri Rousseau)は、主として19世紀末から20世紀初頭のフランス・パリにおいて活躍した画家です。意図的に平板化した人物像や、植物へのこだわり、近代的事物の描写など、その作品ははっきりとわかる特徴を有しており、「幻想的」「魔術的」とも評されます。
ルソーは、パリの税関職員として勤務するかたわら、画家として活動したため、「日曜画家」とも言われ、画家仲間からは「税官吏」のあだ名で呼ばれていました。アカデミズム派の絵画を尊重していたものの、師匠となる画家がいなかったため、たいへんな独学を重ねます。
この本では、「夢」をはじめとして、ルソーの主要作品をできるだけ網羅しました。加えて、作品を年齢・制作年順に配置することによって、ルソーの画家としての変化を楽しめるようにしています。