この本を読むと心が豊かになります。
お薦めの1冊です。
さすが物理が専門とあって、文系の私には興味の無い部分も有りますが、理系の先生でありながら、文系的思考の出来るバランスのとれた方だと思いました。例えて言うならば、『唐津一さん』のような方だと感じました。
個人的には「心地よさの演出には経費を惜しまない」や、「全ての現象は非線形型である」や、「たえず進化する心地よさに対応できているか」や、「自分の強み、弱みを因数分解する」と「ジャックウエルチにみる分離再結合の原理」の部分が大変ためになりました。
また、教育者だけあって、「失敗と見える事柄に対しても、長い目から見たらそれは成長していく過程ステップである」といった、人間の無限の可能性を信じるスタンスは、過去の失敗にとらわれ、臆病になっている人には勇気の出る本でしょう。