インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

日本の右翼 (ちくま文庫)

価格: ¥882
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
Amazon.co.jpで確認
【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:猪野健治/著 出版社名:筑摩書房 シリーズ名:ちくま文庫 発行年月:2005年04月 関連キーワード:ニホン ノ ウヨク チクマ ブンコ にほん の うよく ちくま ぶんこ、 チクマ シヨボウ チクマシヨボウ 4604 ちくま しよぼう ちくましよぼう 4604、 チクマ シヨボウ チクマシヨボウ 4604 ちくま しよぼう ちくましよぼう 4604 右翼とは何か?危険なイメージのみが先行し、その実態や主張は報道されることが少ない。明治期から現在にいたる右翼運動の変遷をわかりやすく解説するとともに、頭山満、宮崎滔天、内田良平、北一輝から、赤尾敏、児玉誉士夫、野村秋介まで16人の思想家・運動家について紹介する。グローバリズムとナショナリズム、テロ、自衛隊、憲法…。激動のいまこそ読むべき一冊。 第1部 歴史と変遷(右翼の源流とは?右翼と社会主義運動の衝突昭和維新運動敗戦と占領下の右翼日米安保体制と右翼 ほか)第2部 人物
昔も今も変わらぬ、日本の政治。 ★★★★☆
 日本の右翼についての概略を知るには、便利な一冊。
 右翼と左翼の思想を区別する割には、その実態は心もとない。その道筋を付けてくれたのが本書である。右翼を語るにタブー視されているなか、その術が誤解を抱くにいたらなかっただけ良い。
 敗戦後、GHQによって臭いものには蓋をされた日本だが、右翼や右翼と行動を共にした左翼の動きは欧米植民地の解放を願っていたことがわかる。まさに同根であったということ。
 世界の平和秩序を崩壊させたのが欧米の帝国主義であるが、その帝国主義を日本の一部の軍部がなぞったのが悔やまれてならない。

 板垣退助は爵位制度を一代限りとして受けが、これは賢明な処置である。爵位も政治家も二代、三代と続くと理念も気骨も枯れ果てて、プライドとカネだけの人間を生み出すだけである。支持する有権者も有権者だが、選挙制度改革は、多選の弊害よりも世代交代できない制度を改革するのが先決ではと、思い至った。
読み方が 違います ★★★☆☆
ようするに アサヒ芸能 週刊実話の任侠の親分 かく語りきを 多少 硬くしたものという印象を受けます。

金を稼ごうとおもって 密貿易に手を染めて 情報入手まで アカとコネをつけて
北朝鮮までいったはいいが 荷物は没収で かわりに輸入してきた 漢方薬は 知り合いの知り合いの薬屋に 叩いて 買われるしなど 苦労満載 ある意味 悲惨な物語

こんな感じで読みました。
なんにしてもまず、読んで面白くない…… ★★☆☆☆
 事件や人物の名前を列挙しただけでは「歴史」じゃないでしょう。
 「右翼」の理論的バックボーンや、どういう「右翼」が、例えばグローバリズムに対してカウンターになりうるのか、とかそういうちょっぴりアカデミックな視点が欲しかったんだが、人物伝や起きた事件を時系列に並べることに終始している単なる読み物。
文章はさらさらと読めるのだが、何ひとつ心にひっかからない。
 せめて参考文献、読書案内とかつけて、「入門書」としての役割を果たして欲しかった。
今や遺物の右翼論 ★★☆☆☆
猪野は右翼に惹かれた理由として「左翼には『心』がない」ことをあげる。とりわけ大正期以後、左翼は組織化傾向を強め、大衆運動との有機的結合を指向し反システム運動を展開する、それに対して右翼は義理・人情といった前期的ナショナリズム意識を引きずりながら、時代遅れを生きる。そこに惹かれたのだろうか?増補新版で明らかになったのは、ここ30年の右翼運動には何の意味もないということだ。現代右翼は耳目衝動とポピュリズムの間をうろつく、非政治的ゴロツキの政治化されたものに過ぎないのだ。
「右翼」入門書 ★★★☆☆
普通に考えれば明らかなことだが、左翼と右翼は相当な親近性を持っており、浸透圧のように左右に移動しうるものだと思う。それは、現在保守的思想を色濃く持つ思想家に、元左翼が多いことからも明らかだ。「天皇制護持」という金科玉条を別にすれば、反米、金権腐敗政治打倒のいずれも、左右両翼に共通する政治目標である。そうした意味で、現在の自称右翼の多くは、到底右翼などと呼べる代物ではなくなっており、いずれも狭隘な排外主義、無定見な米国追従、こざかしい道徳主義に堕している。本書は、右翼活動家に相当のシンパシーを持つ猪野健治が30年前に書き下ろした同書に加筆訂正を施したもので、明治以降の右翼運動を概説した前半と、右翼の大立者を紹介した人物伝の二部構成になっている。人物伝は、ほぼ二次史料に立脚したものだが、一部猪野が取材した情報も含まれているようだ。人物伝はある意味司馬遼太郎的「英雄史観」の域を出ず、ほぼ全員「清濁併せ呑む」「豪傑」「厚情・義侠心」などのキーワードでくくることが出来る。いずれにせよ、こうした人物達が、彼らなりの理屈で国の行く末を憂えていたことは、銘記に値する。私としては、日本右翼思想の源流に興味があるので、その意味で、この書物はやや物足りない。ただ、著者が左翼や進歩的言論人に向けた批判はかなり的を得たもので、頷ける所が多い。超資本主義の現代、物事を左右でくくるのは最早実効を持たず、左右の枠組みに拘泥した社会批判はおよそ意味がなくなりつつある。そうした意味では、冷戦構造の崩壊は左右両陣営に対する晩鐘となったのではないだろうか。