官能小説の大家・団鬼六の代表作にして、これまで幾度か映画化されてきた『花と蛇』。本作は劇画家にしてにっかつロマンポルノ作品や『ヌードの夜』『GONIN』などの劇場用映画も手がける鬼才・石井隆が監督した、映画版『花と蛇』の決定版ともいうべきシリーズ第2作のメイキング作品。美術評論家の夫の命を受け、パリ在住の若き画家の元を訪れる静子。画家の創作欲を喚起させるため、やがて二人は倒錯した欲望の世界へと溺れていく。静子を演じる杉本彩が役になりきったナレーションをかぶせ、本編のダイジェストと共に撮影風景が映し出される。フィクションとはいえ、現場では実際に縛られ責められているだけに、ある意味本編以上に生々しい映像を満喫できるメイキングとなっている。(田中 元)
それにしてもボカシが多い!
★★☆☆☆
僕は「パリに行く必然性はあるのか?」なんて野暮なことは申しません。石井隆×杉本彩という組み合わせの時点で原作そのままなんてことはありえないんですから。前作の「地獄の黙示録」並みにシュールな展開を見りゃわかるでしょう。方向性は別にこれでいいんですけど、真面目な評価は本編見てすりゃいいんですけど、昨年出た前作のダイジェスト以上にボカシが入りまくり、ほんといいかげんにしてほしいと思いました。何しろふんどしまでぼかすんですから。「杉本彩の緊縛シーンを見るにはこれを買えば十分」と購買者に思わせないためのあざとい配慮でしょうか。それならせめてもう少し値段安くしたらどうですか?東映さんは商売がお上手で。
これって
★☆☆☆☆
メイキングDVDだったんだな。 あたしゃてっきり本編のDVDだと思って
通販で購入しちゃったぞな。 ったく、紛らわしいったりゃありゃしねぇよ!!
どこにもメイキングDVDって説明無いなんて、ジャロにでも訴えたい
気分だぜ!!
ボカシに不満
★★★★☆
内容は期待通りで良かったのですが。昔ながらのボカシの多さに不満が残りま
す。週刊誌の予告宣伝のグラビアの方が露出度が高かったと思います。
ヘアヌードが珍しくない現在、成人向にしてはちょと神経質な配慮を感じます
。
パリにまで行った意味はあったのか?
★★★☆☆
この作品の冒頭には、『花と蛇2 パリ/静子』のスタッフでもある鏡堂みやびによると思われる杉本彩のCGが現れ、その後、杉本彩をモデルにして鏡堂みやびの世界そのままのスチール撮影シーンが続く。次はパリへ飛ぶのだが、ヨーロビアンボンデージに走らず、麻縄と褌がフィーチャーされる。前作のようなSMショーらしきことが始まっても、杉本彩は女剣士(?)の格好をしている。緊縛シーンでは和のテイストが重視されているので、パリにまで行った意味は何も感じられないし、責める側と責められる側の関係は相変わらず希薄に見える。団鬼六と鏡堂みやびには相通じる所があるが、石井隆に団鬼六の世界を描かせるのは前作から判断しても到底無理だし、舞台がパリとなってはなおさらである。脚本・監督とも石井隆が担当するならば、もっと彼なりの世界に徹するべきだったと思う。杉本彩以外に小夜子と荒井美恵子が脱いでいるが、荒井美恵子の緊縛されての剃毛シーンなども収録されており、体を張った彼女の演技には興味が湧く。
公開前のレビューで期待度満点
★★★★★
前作から1年振りの続編で、メイキングシーンを含んだダイジェストです。初回の演技からの固さと指示された演技から彼女の胸に秘めている緊縛に対する真性が随所に見ることができます。
杉本彩ファンは必見でしょうが、緊縛ファンにとっても彼女の美貌と身体の美しい女優が体当たりで縛られて行く光景は興味を惹きます。