ケアマネが教える失敗しない施設選び: 介護が必要になった親の住まいを選ぶ本
価格: ¥0
現役ケアマネだから知っている、施設選びの際のパンフレットの落とし穴教えます。
はじめに
昨日まで当たり前の毎日を送っていた人が、ある日突然病に倒れ救急搬送される。目が覚めた時には、思うように体が動かない。言葉が出ない。そんな方をケアマネジャーとして働いている私は、多く目にしています。それはあまりにも突然やってきます。
救急搬送された病院で、初期の治療がある程度進むと、ほとんどの場合リハビリ病棟に移動となります。あるいは、リハビリが出来る病院に転院となる場合もあるかもしれません。病院での数か月は、入院計画に沿ってアッという間に過ぎていきます。
病院には看護師さんはいるしリハビリも毎日受けられて、食事もおいしいとは言えないかもしれませんが毎食出ますから、家族には安心感がありますが、リハビリがある程度進むと、「来週退院になりますよ」と言われることが多いのです。自宅に帰れる方は問題ありませんが、車椅子での生活を余儀なくされた場合、「自宅での介護は無理だ。どうしよう?」「どこか生活できる場所を探さなくちゃ」といきなり施設探しをしなければならなくなります。
「困った、どうしよう?」となったご家族、どうぞ読んでみてください。
目次
はじめに
第1章 手続き編
1 介護保険って
2 申請主義
3 MSWの存在
4 特養の入所待ち
5 こちらからアプローチ
第2章 施設探しで大切なことって?
1 まずは資料集め
2 場所はどこを選ぶ?
3 あなたが決めるいい施設
第3章 パンフレットからわかること
1 部屋には何があるか確認しよう
2 紹介所って?
3 パンフレットの落とし穴
4 24時間完全介護ってホント?
第4章 施設訪問時のチェックポイントとは?
1 絶対自分の目で見よう
2 自分の感覚を信じよう
3 五感を働かせよう
第5章 持ち込みたいものは何?
1 持ち込めるものは?
2 持ち込めないものは?
3 お酒やお菓子は?
第6章 契約する前に
1 実は値切れるお部屋代?
2 確認事項は文書で
3 別途介護保険の費用って?
4 内訳を知ろう
第7章 入所してからできる事
1 人質にとられてるから・・・
2 スマイル0円・ありがとう0円
3 ケアマネジャーは替えられる
4 施設も替えられる
第8章 こんなことも
1 施設が困ること
2 成年後見制度を利用する
3 エンディングノート
おわりに
著者プロフィール