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陰陽師 (8) (Jets comics)

価格: ¥830
カテゴリ: コミック
ブランド: 白泉社
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どうひいき目に見てもこの巻まででしょう。 ★★★☆☆
これ以降、作者の陰陽道学習発表会のような漫画になっていきます。清明に作者自身を投影し始めた程度であればまだ可愛いものですが、読者の立場の代表者たる博雅を見下しはじめる。「お前ごときには理解できまい」と。はっきり言って、表現者としては愚かだと思います。でも、この巻あたりで完結したものと思いこめば、まだこの作品は傑作の部類に入ると思います。
あまごい ★★★★☆
この巻は雨乞いの一冊です。なにやら不思議で、陰陽道とか修験道
とか、そういった話はあまり理解できませんでした。

それでも、若狭方面や奈良方面に行ってみたいという、行動意欲に
はなりました。
真夏の不快指数の高い日に読むのにおすすめ! ★★★★★
漫画陰陽師全13巻のうち1冊を除いて手放さなければならないとしたら、
迷わず手許に残すのはこの巻です。
真夏の遠出のままならない休日もこの巻を読むと不思議と日常のストレスが
洗い流されて清流沿いで過ごしたような癒しが得られます。
もっともある程度作品世界になじんでいないといきなりこの巻から読んでも
同じ効果が得られるのかは疑問ですが。
いつか晴明と博雅がたどった道程を実際に廻ってみたいという思いに読後毎回かられます。

雨と水~流すものは~ ★★★★★
岡野玲子氏が書いた『陰陽師』の漫画は全巻持っているのですが、その中でも、一番お気に入りの巻がこの8巻。都に旱が続いて、晴明含む術を生業とする人々(この場合は僧侶と陰陽師)が雨乞いをするのですが、晴明と博雅は我流でしかも確実に雨の恵みをもたらす方法をとっていく。
この巻を読んだ時、雨=水が持つ力を至極神秘的に感じました。雨が流すもの、水が流すもの、人の心から出る水、心に入る水…。きっと、カタルシスの一種なんだろうなぁと思いつつ、読みながら自分の心の中で無駄な力が抜けていくのを感じました。
水が流すものは、過去なのか、現在なのか、未来なのか…。深く考えるときりがないのですが、自然のままに流れる生き方を好む安倍晴明の考え方が「水・川・雨」というものに変化(へんげ)して表されている巻だと思います。