闇が闇として残り、鬼、妖怪、怨霊のたぐいがそこここに存在していた平安時代。「陰陽師」はそれら「あやかし」を扱う役職として朝廷において重要な存在だった。その中でも天才といわれた陰陽師、安倍晴明が怪事件を次々に解決していく。
相談ごとを持ち込むのは晴明の友、源博雅。ひょうひょうとしてクールな晴明とは対照的に、実直でどこかかわいらしいところのある博雅。この2人の組み合わせが絶妙だ。
基本的には、1つの事件を数話で解決するという構成。しかし通読していくうちに、「陰陽道」の世界観が理屈ではなく染み入るようにわかってくる。そして巻を追うごとに物語は深く、壮大になっていく。
原作のある漫画は、とかく原作とのギャップを感じさせて、原作を知るものには不満が残るものだ。しかしこの『陰陽師』では、夢枕獏本人も言っているように、原作者と漫画家の「たいへんに幸福」な出会いがあった。原作のもつ味わいを岡野玲子の絵筆がさらに深め、「絵巻物」のように優雅でありながら、漫画でなければ表現できないおかしみ、力強さを感じさせる。
第10巻となる本書では、晴明と博雅、それぞれに課せられた使命が明らかになり、物語は急展開を見せる。晴明の「同居人」の少女、真葛の存在も大きくクローズアップされ目が離せない。巻末に、コミカルな3ページの漫画「なみだの真葛ちゃん日記」を収録。(門倉紫麻)
評価が分かれます
★★★★☆
はじめの頃に比べ、より観念的になって「幻想文学」を読んでいるような気にさせます。
その分、「漫画」を読みたい方にとっては、何がなんだかわかんない〜!になると思う。
〜〜を知っていないとこのシーンはわからないよね。という部分が多々あり、セリフの意味がまずピンとこなかったりします。
筋には関係ないし全くのジャンル違いなのですが、「星の王子さま」の、”帽子を飲んだヘビ”を知らないと、
晴明のお使いの白ヘビを見て「帽子を飲んだんじゃないだろうな」というセリフがわからないと言ったような…。
筋にからむ部分でもけっこうあり、知っていると面白いのですが、???と思う部分が結構ありました。
前述のはかなりわかりやすい例ですが。
だいぶ過ぎてから、その部分の意味がわかったりするのですが、やっぱりちょっとマニアックになりすぎている感があるかな。
でも雰囲気というか世界観は、はじめの頃よりずっとあります。
入り込める人にはたまらないと思いますが、ストーリーを楽しみたい方にはあわなくなってきたかもしれません。
真葛がかわいくなってますね。管ギツネもお気に入り。巻物さんは…まあ、カワイイデス。
うむむ・・・
★★★☆☆
原作をこれほど凌いだマンガも珍しいと思う。映画化やドラマ化が進んだのも、全て岡野さんのおかげでしょう。この人の絵じゃなきゃここまで流行なかったはず。でも巻が進むにつれ読みにくい!!初期の新鮮さは薄れたかな~。
これは漫画ではない
★☆☆☆☆
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今まで楽しませてもらってありがとう
★★★☆☆
いったいどうしてしまったのでしょう?厚いわりにはシリーズ初期のものに比べて内容も絵もかぎりなく希薄になってしまった感じがします。絵で表現できないのであれば、文章で書いてもらった方がましかも。残念ながらこのシリーズを読むのはこれが最後になると思います。
何かが極まっている
★★★★☆
なぜこれほどまでに胸が熱くなるのだろう。第十巻で何かが極まっている。これから先が楽しみ、というより読むのが恐くなるほどだ。《思いがけぬ所[あたご]と思いがけぬ所[五岳]に導管が繋がっていてな それが開いたとたん こちらを発見してしまったのさ》