ストーリー展開はかなりご都合主義といえば確かにそうなんですが、「イシュトもこれで少しはダークな世界から抜け出してまっとうな道へと歩きはじめられるのかも・・・」と思えるのはなんだかほっとするような気持ちです。ただ、過去のお話はもうよいので適当に切り上げて話を進めて欲しいです。
一方、炎に巻かれるグインとスカールのやりとりが非常にクサい。なんかこう青春ドラマを見ているような感じです。どんどんおしゃべりになるスカールが気になります。ただ、2人ともかっこいいのは間違いないですが。
更なるストーリー展開のスピードアップを望みます。とはいいつつも、本巻は、新たな展開を感じさせてくれる満足な一冊でした。次の巻こそスピードアップを是非。
100巻を超えて、やっと出会った、グインとスカールですが、グインが記憶喪失のためか、スカールが病癒えていないためか、私たち読者が期待していたような展開が起こっていない前巻からの状態に、イライラしていたのですが、そんな事はどーでもいい!
ずっと、血みどろの道を歩み、精神的にどんどん壊れていっているイシュトヴァーンに、少し希望の明かりが灯ったような気がするこの巻。
○○も、黄泉の国から登場しますし、久々に少し『グインサーガ』の流れを感じることができたような気がします。
それにしても、もう少し、物語の流れを通常の速さに戻して欲しいと願っているのは、私だけでは、ありますまい。
★★中断★★
ところでこれだけ長く書いている人のファン層とはどんなものなのか。
SF大会やイベントに出て来るような三次元を侵食するような体格のひとなのだろうか。
それとも夢見がちな少女の心を持ったひとなのか。
興味は尽きない。
だが私が思うのは、これだけの水準でよくもここまで書けるということだ。これはまるで、バッハやヘンデルのような職業音楽家のようではないか。バロックという響きもこの方の作風に合っているような気がする。
まあ、そこそこおもろいとはおもうのです。
イシュトの今後が気になるし。でも
この「グインがなんでも御解決」という流れは
うんざりです。
そろそろやめようかな、読むの。
読むにしても立ち読みでいい。
売り上げが落ちれば 筆者も考えてくれるかも。
売り上げに貢献している多くの読者たちがいる
このグインという設定で遊びすぎずに
なるべく早く物語を展開させていただけないでしょうか、栗本先生。