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クルド人 もうひとつの中東問題 (集英社新書)

価格: ¥693
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
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「クルド」を問題視する上での入門書 ★★★☆☆
題名からわかるように、この本は「クルド」を紛争・国際政治の観点から、問題として語る視点に終始している。

大手のベテラン新聞記者が書いていることもあってか、文章は「わかりやすい」ものの、「民族」「国家」といった用語・概念をためらうことなく早急に用いている感がある。
例えば、題名の「中東問題」は、いわゆる「アラブ・イスラエル紛争」を指しているものと思われるが、前者の呼称は日本では大手マスメディアが一昔前に使っていたものにすぎない。
その上で、「中東問題といえばアラブ・イスラエル紛争だが、それだけではない」と、アラブイスラエル紛争以外のいわゆる中東地域の諸問題を過小評価する意識があると思われる。

人名・地名に関しては、日本のマスメディアがやりがちな「長母音省略」が目立ち、
用いている文献も全て英語・仏語のものである。

読んでいて非常に「理解しやす」く、スラスラと読み進められる本だが、その視点と書き口に日本のマスメディアの「中東報道」の偏向性が表れていないわけではない。
「クルド」を「国際問題」の観点からマクロ視する上では、いい入門書になるであろう。
クルド人問題入門として最適 ★★★★★
トルコ、イラク、イランの国境地帯にペルシャ語系の言葉を話し、イスラーム・スンニ派を信仰する祖国を持たない尚武の民族クルド人が存在する。その亡国の歴史から「悲劇の民族」というイメージが広まっているが、オスマン帝国下でアルメニア人虐殺の手先になったり、イラク戦争後、アラブ系民衆がどちらかというと「アメリカ出て行け!」と叫んでいるのに対し、クルド人はむしろ積極的にアメリカのイラク政策を支持している。このようなメソポタミア地域の複雑なファクターを担うクルド人とクルド問題について広範な知識を得るのに最適な一冊である。古代シュメールに現われる事蹟から、周辺諸民族による弾圧とそれに対する抵抗、そしてフセイン政権崩壊後のクルド人の動向を詳細に解説している。
ニュースに埋もれている「クルド人」を発見する為に ★★★★★
「クルド人」を中心に据えた中東の通史です。クルド人問題は、中東問題を論じるのに避けて通ることが出来ませんが、クルド人の関与した事件にクルド人という表現をこれまで必ずしも使っていなかった気がします。それに加えて、トルコ、イラン、イラク、シリアの各国の利害関係、各政党間の内ゲバ的な闘争、そして欧米諸国の様々な思惑などが絡み合い、問題が複雑になっています。本書は、ジャーナリスティックな視点ながら、そんな絡み合った糸を解きほぐして、クルド問題の全体像を浮き彫りにしています。
新書という手軽なフォーマットとして、今までありそうでなかった企画だけに、クルド人問題を知りたい人には是非オススメの一冊です。
千の言葉 ★★★★☆
 「千のため息、千の涙、千の反乱、千の希望」という本の帯のæ-‡å­-に
目が止まりまã-た。
 クルドの古詩だそうです。
 そういえば、ノアの箱舟が着いたという伝説の山、アララト山は、
クルドのè-なる山だそうです。
 イラン、イラク、トルコのï¼"国にまたがって住むクルドæ°'æ-ã«ã¤ã„て、

初めて知りまã-た。その人口はï¼'500万人からï¼"000万人だそうです。
自分é"の国ã‚'持たない最大のæ°'æ-ã ãã†ã§ã™ã€‚
それぞれの国から迫害されてきまã-た。百万とも二百万人とも言われる
くらい虐殺されてきまã-た。そのï¼"国とアメリカにさã‚"ã-ã‚"利ç"¨ã•ã‚Œã¦ãã¾ã-た。
特にトルコでは、ï¼'000万人くらいも住ã‚"でいるのですが、トルコæ"¿åºœã¯ã€

「トルコには、トルコæ°'æ-ã-かいない」と、クルã!ƒ‰äººã®å­˜åœ¨è‡ªä½"ã‚'認めませã‚"。
クルド語の使ç"¨ã™ã‚‰èªã‚ã¦ã„ませã‚"。クルドに言及するæ"¿å...šã¯ã€ã"とã"とく
非合法åŒ-されてきまã-た。トルコ国å†...に5000あったクルドのæ'のå†...、
何とï¼"500ã‚'燃やã-尽くã-、強制移住させまã-た。
 まるで、クルドæ°'æ-ãã®ã‚‚のã‚'、ã"のä¸-から抹殺ã-ようとã-ているとã-か

思えませã‚"。
 ã"ã‚"なã"とが、ï¼'ï¼'ä¸-ç'€ç¾ä»£ã§è¡Œã‚ã‚Œã¦ã„ã‚‹ã‚"ですね。
 そã‚"なトルコはNAï¼'O軍に加盟ã-ている訳です。
EU加盟ç"³è«‹ã‚‚ã-てるã‚"ですが、さすがに、西æ'‹è«¸å›½ã¯ã€ã€Œãƒˆãƒ«ã‚³ã®äººæ¨©å•é¡Œã€ã‚'
理ç"±ã«ãƒˆãƒ«ã‚³ã®ï¼¥ï¼£åŠ ç›Ÿã‚'認めていませã‚"。

確かにフセインは極悪人です。イラク人ã‚'数十万人も殺害ã-てきています。

国å†...の批判勢力に対ã-ても。秘密警察と密å'Šåˆ¶ã«ã‚ˆã‚‹ææ€-æ"¿æ²»ã€‚
!æ›'にクルド人ã‚'ï¼'0万人も虐殺ã-てきまã-た。ç"Ÿç‰©å...µå™¨ã™ã‚‰ä½¿ã£ã¦ã€‚
イラン・イラク戦争ではイラン軍に対ã-ても使ç"¨ã-まã-た。
対イラン、対クルドにç"Ÿç‰©å...µå™¨ã‚'使ç"¨ã-てもアメリカは、黙認ã-てきたのです。
そもそも対イランという限りで、アメリカや湾岸諸国はイラクに対ã-て、

軍事æ'助、経済æ'助ã‚'ã-てきたのです。
 ã-かã-空爆では、一般市æ°'も数多く死傷è€...が出ています。
イラクå...µã¨ã„っても、給æ-™ã®ç‚ºã«è»ã«ã„る人たちも多いでã-ょう。
その圧å€'的な軍事力で、アフガニスタンとイラクで、そういう人ã€...数万人ã‚'
殺戮するアメリカ。
アメリカã"そが最大のテロ国家ではないのですか。

アメリカã"そが最大のならずè€...国家ではないのですか。

クルド現代史の概観 ★★★★☆
 クルド人にとって20世紀は悲運と内紛に満ちた世紀だった。中東の産油国ばかりが注目を浴びる日本にとって、クルド問題は確かに「もうひとつの中東問題」である。それは、国家、民族、イスラムがそれぞれ複雑に重なっているこの地域の象徴とも言える大問題であり、今後も当分は不安定要因として中東情勢に暗い影を投げかけ続ける。