第一弾に続く続編だが、こちらもかわらず面白い。
一番印象に残ったのは、先物営業マンなどの儲け話を断る一番の方法は、
儲かるという旨を一筆書かせて書面に残すという方法である。
後々、裁判沙汰になることを考えるとたいていの営業マンは諦めるらしい。
なるほど！

この本一冊書き上げるのに、相当な覚悟の下で取材を敢行したと思う。
まずその覚悟に感服する。

裏の世界でしのぎを削る人たちの交渉術は相当なものがある。
その一部を紹介したものである。

私は「表」の世界で全うに生きてきた人間なので、
この本は新鮮であった。

裏業態における、情報戦、恫喝の戦術などについて、実際の交渉や実践におけるポイントごとにっまとめた形で書かれている。

インタビューも大変そう。。

前回の著の方が、面白かったかな。

前著が強烈なインパクトがあったために、こちらはかなり控えめ感じがしました。あくまで私見ですが。それでも筆者の行動力や勇気には脱帽です。前著が職業紹介ならば、こちらはガラっと内容が変わり営業マンのＨＯＷ　ＴＯ本と言った感じです。決して、悪用してはならないものもありますが、営業マンにはきっと役に立つ本です。もちろん、ブラックな内容を抜きにしてです。前著と併せて読みたいです。２冊とも一気に読めます！

前作の「裏のハローワーク」同様、読み出したら引き込まれる感じで一気に読破してしまいました。

基本的には１対１の交渉の中で、如何に相手の思惑と逆の方向（自分の意図する方向）へ持って行くかがリアルな体験段として記述されています。
職種？により強引なものから、プロセスを踏むもの、法的なものなどなど。

私個人でもこの相手方だったら半分以上は同様の結果を招いているなと恐怖心さえ出てきます。
できる限りこのシチュエーションを迎えることなく人生を全うしたいと思います。
＃明らかに四面楚歌と感じる場面も。。。

前作を読まれていて興味を持たれた方は、以上の解説のみで本文の切り出し解説は不要と思われます。
また、前作を読まれていない方は、前作を読んでからこちらに入ることを勧めします。
裏の業界事情を知ってから、このような落とし込む具体的な事があるんだなと一層リアルに感じ取ることが出来るかと思います。

著者がこんな幅広い裏へのネットワークをどうやって築いているのか不思議すぎ。
次はパイプ作りに関するドキュメント本出版を期待したい。