SM奴隷から学ぶ「うつ」の治し方: 1700人の奴隷を従えた元女王様が教える「自己調教」のススメ
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この本は役立たずだ。
役に立つものなんてない。
役に立たないものを役立たせることができる者だけが、進化する。
『ふてぶてしく美しく生きよう』
先に申し上げておくが、私はカウンセラーでも医療従事者でもない。
また本書は、心理学や精神分析の本でもなければ、医療の本でもない。
メンタルが脆弱で引きこもりだった元SM女王様の書いた、人生哲学である。
少々過激なタイトルだが、これは「薬なしで治せます」と謳うものではない。
そもそも「うつ」なんて存在しない。
私はこの本を、人生に彷徨う全ての方たちに捧げようと思う。
SMと聞くと多くの方は
「ムチとかロウソクとか使うんでしょ?」
「痛いのは嫌」
「そういう趣味はない」
といった反応を示し、イメージだけが独り歩きしている。
実は、日常生活こそSMの世界に通じており
それを意識するかどうかによって、ものの見方、捉え方は大きく異なる。
痛み成分にも
・言葉による痛み
・精神的痛み
・肉体的痛み
があるが、ここでは私が調教してきた奴隷たちから学んだこと、
辛い、苦しい、不安、恐怖・・・の飼いならし方を露出しようと思う。
そもそも、なぜ世のドMたちはお金を払って「痛み」や「苦しみ」を味わいたいのか?
それを知ることによって、これまで見えなかったものが、M字開脚のドMの菊門のようによく見えるだろう。
じつはSMの世界を知ることこそが、人生を快楽に変える秘訣だったのだ。
本書を読んでいて不快に感じる方もいらっしゃるかもしれない。
だが、お付き合い頂けるなら、鞭よりも女王様の手の温もりを感じるスパンキングということで
楽しんで頂ければ幸いだ。
人間関係、仕事、恋愛、お金、チャンス、感情と勘定・・・
人生を甘美にする秘訣は、ノウハウやテクニックではなく
「女王様目線」だったのだ。
『人として弱いということは、生きていく上で受けるべき苦しみを
自分で受け取ろうとしないことだ。 ―― ウィトゲンシュタイン』
第1章
「目隠しを外せ」
・目隠しと垂れ流し
・変態のプライド
・あなたはS?それともM?
・生ぬるいのは浣腸だけでいい
・ドM≠マグロ
・女尊男卑
・女王様は非国民
第2章
「女王様ストーリー」
・赤ちゃんプレイ
・誰にも言えなかった「いじめ」
・ストーカー事件
・鬱と不眠症
・「そうだ、女王様になろう」
・死への憧れ
・女王様の個人授業
・薄っぺらい輩
・SMクラブはどんな人が来るのか?
・アナル調教のモンスター
・SMとSEXは次元が違う
・流血プレイ
・女王様引退
・恋人の突然死
・露出しないのは罪
第3章
「自己啓発なんて役立たず」
・SMは言葉の世界
・言葉は嘘の世界
・裸の王様的露出狂
・自己啓発よりも「自己調教」
・SMクラブで見てきたもの、それは人生哲学だった
第4章
「痛み・苦しみを飼いならせ」
・汚されたい願望
・自分の尻にスパンキングしろ
・“自分にご褒美”という発想は捨てろ
・自己調教のすすめ
・まとめ
では、これまで鋼鉄の扉に閉ざされていた
痛みと快楽の世界へご案内しよう。
【著者略歴】
紗弥(さや)
元SMクラブ女王様
No.1ホステス、投資家
メンタルが弱く何度か鬱を繰り返し、引きこもる。
会社勤めが性に合わず、2年で辞めてフリーターに。
音楽活動をしながらバックパッカーでインドを放浪する。
28歳のときSMクラブ女王様になり、約1700人の奴隷たちをひれ伏させる。
引退後、女王様であったことを封印しながら社会に溶け込み、エステサロンを開業するが、赤字が続き貧困状態に陥る。
恋人の死をきっかけに東京へ拠点を移し、生き埋めにしていた女王様思考を掘り起こす。
執筆活動の傍ら、夜の蝶として約300人の奴隷志願者を携え不動のNo.1になる。
大富豪、資産家、投資家たちとの交流もあり、自らも投資家として世界の経済を見下ろしている。
破壊的な言葉責めを散りばめたブログは、人生に彷徨う者たちに多大な影響を与えている。
【紗弥のブログ】 http://smsamsara.xsrv.jp/