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書棚と平台―出版流通というメディア

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: 弘文堂
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:柴野京子/著 出版社名:弘文堂 発行年月:2009年08月 関連キーワード:シヨダナ ト ヒラダイ シユツパン リユウツウ ト イウ メデイア しよだな と ひらだい しゆつぱん りゆうつう と いう めでいあ、 コウブンドウ コウブンドウ 2281 こうぶんどう こうぶんどう 2281、 コウブンドウ コウブンドウ 2281 こうぶんどう こうぶんどう 2281 メディアとしての出版流通が、読者にひらく可能性とはなにか?日本の出版産業は、流通に最大の特徴がある。人が本と出会い、選び、買って読むということが、どのような場面で、どのような動機や文脈をもって行われ、誰によって形成されてきたのかを、出版産業・流通史をもとに検証する。 第1章 メインストリームの系譜(近代メディアの産声出版メインストリームの形成「世界最高のシステム」建設へ)第2章 赤本の近代(近代赤本の登場赤本の周縁化と特価本市場流通の体制化と赤本)第3章 
まちがいなく良書 ★★★★★
 著者は大手取次会社幹部から研究者に転じた人物。
 本書の新しさは、これまで単線的に捉えられていた「著者→出版社→取次→書店」という出版流通を、「メディア」としてとらえ直したことだ。たしかに言われてみれば、本屋さんの書棚や平台は「メディア」であり、この本を読むことで、これまで見慣れていた景色も違って見えてくるだろう。
 出版不況をめぐっては、「出口が見えない」といった語り口の、どちらかというと似たり寄ったりの本にお目にかかる。えげつないタイトルの本ほど手に取られやすいのだろう。本書は決して人目を引きやすいタイトルではないが、業界関係者にとどまらず、マスメディアに関心のあるすべての人にとって良書となるはずだ。
この本は凄い! ★★★★★
まず本のタイトルを『棚と平台』にした処が凄い 『だれが「本」を殺したか』等に代表され うんざりする程繰り返される【出版危機言説】の不毛で不愉快な 文化的意義と経済効率と云う二項対立を排し 世界に類の無い 広く重層的な日本の〈近代出版流通〉をその起源から明らかにした画期的な本。 日本独自の書店と云う〈購書空間〉それを可能成らしめた取次と云う出版流通システムをここまで論究できた本は皆無です 多分これは 著者の取次勤務体験 その文化と経済のニ律背反を じかに感じた者にしか成し得なかった 優れて貴重な論考だと思います 今後この本を踏まえる事無く現代出版流通を論ずる事は不可能でしょう 【あとがき】が又素晴らしい かって(四十年に渡り)ただ愚直にひたすらに「棚と平台」に心血をそそいできた一書店員としてここに記します 江口淳(元芳林堂書店)