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流れのふしぎ―遊んでわかる流体力学のABC (ブルーバックス)

価格: ¥903
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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とても勉強になりました ★★★★★
 本書では、身近な素材を用いてできる流体実験や体験を通して、背景にある流体原理を説明するとともに、それらを用いて理解される自然現象や産業界での応用例を紹介しています。専門家以外の人が疑問にもつようなニュアンスに丁寧に答えるように解説されていて、大変読みやすいです。
 「揚力がどのように生じるのか」のような流体力学に馴染み深い話題の解説のみならず、「流れが速いと圧力が強い」というような流体現象に関する誤解が生じる理由についても論理的に説明してあり、どれも面白く勉強になります。「ヨットが風の上流側に進める理由」では、ヨットの進行方向である船体の向きについても詳しく言及されているなど、痒い所に手が届くような説明が随所にあり嬉しいです。
ベルヌーイの定理 ★★★★★
流体力学の入門書としては最高の出来栄え。
古典力学(ニュートン力学)の素養さえあれば、十二分に味わえる素晴らしい作品です。
圧力変動によって水が気化(沸騰)する "キャビテーション"、流れの方向に垂直にはたらく "揚力"、
物体が流体中で回転することによって揚力を得る "マグナス効果" など、非常に勉強になりました。

105頁や151頁など "ベルヌーイの定理(流体のエネルギー保存則)" を
念頭に置くことの大切さが繰り返し謳われていますが、流体力学の世界で、
エネルギー保存則を貫くことの帰結・・・102頁の不思議さを味わった次第。
総花的ではない、一貫したストーリーを展開して下さったことで、楽しく読み通すことができました。
翼の揚力の間違った説明を指摘している数少ない一般向けの本 ★★★★★
どの章も興味深く読める良書です。
特に、航空ファンの私が残念に思っている、世の中にあまりにも、揚力についての間違った説明が流布していることについて、本書できちんとそれが間違いだと指摘してくれているところがうれしかったです。

よく見かけるこの揚力の間違った説明が、確かに間違っているんだ、と確認するためだけにでも大いに読む価値があります。

飛行機設計入門(日刊工業新聞社)でも、この揚力の説明の間違いについて確認することができますので、興味のある航空ファンの方にはおすすめです。
息子(小学生)との遊びネタに最適 by エンジニアの父親 ★★★★★
 久しぶに 講談社ブルーバックスを買いました。うーん、実に20年ぶり、
高校・大学(機械工学)以来です。
 仕事は流体機械の研究開発なのですが、息子に判りやすく説明するには
いっしょに簡単な流体実験をするのが良いと考えて、購入しました。

 もちろん、理科教育の実験テキストは、NPO法人の書かれたものがWeb検
索すれば見つかります。しかし、 本書は、さすが講談社ブルーバックス
だけあって(というよりは、石綿先生が流体の専門家で、機械学会主催の
小学生向けの実験イベントの企画運営をされているので)、ツボを押さえ
た内容です。

 ◇流れ(空気や水などの流体の動き)に特化。

 ◇実験装置は、身近なもので、簡単に出来る。
      (息子と、いっしょに作ることができる。
       親子のコミュニケーション的にも、教育的にも
       たいへん 有効)

 ◇原理・理論・公式の説明付き
    ・・・ NPO法人の実験テキストと、大きな違いです。
        「お父さん、もの知り。」と、息子に尊敬される。

流体力学の現象がわかる一冊! ★★★★☆
流体(気体や液体)が流れた時の不思議な振る舞いについて記述された本である。この本が扱う内容は流体力学と呼ばれ、機械工学などで研究されている学問である。流体力学の本といえば高度な数式のオンパレードで実際の現象が語られることが少ない。しかし、逆に本書ではほとんど数式を使わず流体力学における現象を説明している。
本書の構成は以下のようになっている。
トピック:各種現象の名前
やってみよう:その現象を確かめるための簡単な実験の紹介
どう役立つ?:その現象が役立つ物事の紹介
タネあかし:流体力学の観点からその現象が起きる説明
全34トピックで、どのトピックもとても興味深く読める。子供の頃に疑問に思ったことなんかも解決できるかもしれません。「流体力学の勉強を始めようと考えている人」、「数式だらけの流体力学の本に疲れた人」、「不思議なことに興味のある人」などなど…とにかく読んでみると大変勉強になると思います。また、子供の夏休みの自由研究に本書を利用するなんてのも良いかと思います。