「働く」を体系的に学べる良書
★★★★★
こんな人に特にオススメ
・あらゆるレベルの社会人
星の数について
★★★★★= 120点以上 = 期待を大きく超える一冊。
感想
サブタイトルの「よりよく働くための原理・原則」は、
過大広告ではありません。
よくぞここまで「働く」という概念を体系的にまとめたものです。
読んでいて、そうそう!と腑に落ちるところがいっぱいでした。
著者の考えに賛同しない人もいらしゃるでしょうが、
著者のフレームワーク構築技術の高さに触れるだけでも、
一読の価値ありだと思います。
結局、よく分かりませんでした
★★★☆☆
仕事にまつわる
様々な考え方や理論を
幅広く紹介してくれています。
一見図示が多く、
分かりやすいようにも感じますが、
結局、何が言いたいのか
伝わってきませんし、
無理に一つの理論として
図にまとめようとしているので
よく分かりませんでした。
自身を見直す契機を与えてくれる
★★★★★
物理的に豊かになった現代日本社会だが、すべての人々が必ずしも精神的豊かさを享受しているとは限らない。自分は、何のために働いているのか。ふと、そんな気持ちになることはないだろうか。日々の業務に翻弄され、自分を見失う経験をしたことがないだろうか。
本書は、そんな人々にお勧めしたい一冊である。単なるキャリアデザインを支援する本ではない。働くことを見つめ直すための基本テーマ18を取り上げ、古今東西の偉大な先人達の言葉を交えながら、よりよく働き、よりよい仕事人生をつくっていくためのヒントを提供してくれる。そこに描かれている言葉は、普遍の哲学であり、自信を見直すきっかけを与えてくれるであろう。著者の人間性がにじみ出ている素晴らしい書籍である。
自分を見つめなおしたい時にには・・・
★★★★★
社会人生活の多忙さの渦中にいると、自分を見つめなおす時間や機会をだんだん失っていってしまいまますが、本書は自分を見つめなおす為の良いフレームワークを提示してくれます。古典的良書に学ぶ姿勢・その引用の多さは著者の人生感を良くあらわしており、自分の人生をよりよく生きる為のヒントになるのではないでしょうか。
オリジナルな想像力で多角的にビジュアル分解
★★☆☆☆
”働くこと”を18章に講義形式で解説。狙いとしては、労働についての価値を捕らえなおし、読者の労働人生に応用の効く思想的土台を提示することのようだ。
内容としてはさほど新鮮ではないと思う。働く心構え、幸福とは、転職とは、心のコントロール、など。
それぞれの章は、エッセンスをヴィジュアルに図式化されており、その後、解説が展開される。
本書は、現実的なデータや、既存の学問に基づいたものというよりは、抽象的かつ著者のオリジナル色が強い点が特徴。
既存の労働論やキャリア論、心理学などに捕われず、自由に展開を試みているが、いささか説得力不足に感じらる気が。
また、自己啓発書などからの引用や解説、分かりやすいようで複雑な図式など、冗長過剰。
信じられない典拠まちがいもあり、揚げ足取りをする気はないが、なんとなく本書の底を見てしまった気がして残念。
悪い意味での”ビジネス書らしさ”を感じてしまった。